新生活が始まった時や、部屋の模様替えをたいときにIKEAを利用する人は多いと思います。今回はIKEAに行ったらひとまずコレは買いというテーマで、スツール『frosta』をご紹介したいと思っていたのですが、公式ホームページを覗いたらラインナップから消えており廃盤となってしまっていたようです。
悲しくも廃盤になってしまっているので、お伝えする事がここで終了してしまうのですが、せっかくなので、このスツール『ftosta』はなぜ魅力があったのか。そんなテーマで書いてみたいと思います。
IKEAのfrosta
そのスツールがこちらです。丸い天板に4本のシンプルな脚が付いています。この写真を見てピンと来た方もいるのではないでしょうか。
そう、このスツールはartekから発売されている『スツール60』にそっくりなんです。
artekの『スツール60』といえば家具の名作中の名作です。町の食堂にあるような普通のデザインだなと思うかもしれませんが、その普通の原型を作ったのがartekのスツール60。
詳しくは以前にブログにも書いているので、こちらをご覧ください。
IKEAの『frosta』はスツール60の『リプロダクト製品』。
この、IKEAの『frosta』はスツール60の『リプロダクト製品』だったんです。
リプロダクト製品というのは、意匠権の切れた製品を復刻生産した製品の事を言います。意匠権を登録した製品でも20年後には版権が切れますので、それ以降であれば復刻生産する事が可能となっています。
値段が破格だった
もちろん『スツール60』のリプロダクト品は、IKEA以外のメーカーからも出ているのですが、IKEAの『frosta』はコスパが最強だったんです。
本家artekのスツール60が2万円代で販売される中、IKEAの『frosta』は約1,200円で販売されていました。この価格は破格だと思います。
カラバリや仕上げも良い
IKEAの『frosta』には白木やカラー塗装など、沢山のバリエーションがりました。塗装の質感も艶消しであったり、角のエッジがしっかり綺麗に出ていたりと、クオリティも良かったんです。
1台あれば万能
こういったシンプルなスツールは使い方を選ばず、アイディア次第でどんな使い方でも出来ます。椅子としてのスツールもちろんですが、ベットやソファのサイドテーブルとして使ったり、植物を置く台にしたり。玄関に置き、靴を履くための腰掛けにしても良いですよね。
まとめ:復刻を願う
という感じでIKEAのスツール『frosta』が終売となってしまい悲しい。という記事を書いてみました。リプロダクトはコピー品ではありますが、リプロダクトがあるからこそ、本家のデザインが輝くという側面もあるように思います。価格が安いとインテリアの入門という感じで良かったんですよね。
IKEAで売りすぎて、本家のartekと揉めちゃったんでしょうか。個人的にはまた復刻生産して欲しいなと、思ったりしています。
ちなみに、本家artekの『スツール60』を見た事もありますが、さすがにクオリティはIKEAとは比べものにならぬ程抜きん出ていました。
インテリア好きの方は、IKEAのスツールが終売となった中、思い切って本家のスツールを購入しろという、お達しなのかもしれません。
↓お手頃に買えるfrostaに似たスツール見つけました