そもそもマウス用のリストレストは必要なのか?
実は少し前にサンワサプライのマウスリストレストを試してみているのですが、それがどうも個人的にはしっくりきませんでした。
手首を乗せているとどこかうっ血するような感覚があると言いますか。
ちなみに、サンワサプライのリストレストの中材はポリエチレン製でした。
中材の素材で使用感は変わるのかな。と疑問に思い、エレコムのゲル素材を使用したリストレストを購入し試してみました。
今回の記事では、このエレコムのリストレストを使用してみた感想をご紹介したいと思います。
エレコム マウス用リストレスト『MOH-DUXBK』


こちらがエレコムのリストレスト『MOH-DUXBK』基本的にはゲーミング用に作られているようで、パッケージにもキャラクターがあしらわれています。
リストレストのデザインとてもシンプル。そら豆のような形状。表面はキメの細かいジャージのような素材となっています。肌触りはスベスベしていてとても良いですね。触り心地良し。

裏面は白色。樹脂がそのまま剥き出しになっているような素材で、これが滑り止めとしても機能しています。
中材にゲル素材(エクスジェル)を使用



内部のクッション部の素材は「EXGEL(R)(エクスジェル)」という超柔軟性素材。医療分野でも使われている素材らしく。触れてみるとたしかにとても柔らかいですね。
表現するとすれば、つきたての柔らかい餅くらいの弾力感。

以前に紹介したサンワサプライのリストレストをベッドで例えるならボンネル式のマットレス。今回のエレコムのゲル素材はウォーターベッドのようなイメージでしょうか。

比較して今回のエレコムのリストレストの方がより正確に腕の形状に合わせてフィットします。
腕の重みが均等に分散されるような感覚。サンワサプライのリストレストの時に感じていた、うっ血するような感覚はだいぶ緩和されたように感じます。
ちょっと気になる点も
とはいえ使用していて気になった点もあるのでお伝えしたいと思います。
開封直後はちょっと臭う

Amazonのレビューにも書いている人が居たのですが。開封するとけっこうケミカルな樹脂系の臭いがします。けっして良い臭いでは無いですね。
長時間腕を乗せているとその臭いが腕に移りますね。これはちょっと残念。
滑り止め素材が机に移る

机に長時間置いていると、裏面の滑り止めになっている成分が机に付着しますね。
私は木製のデスクを使用しているのですが、白っぽく跡が残りました。
水で拭けば取れるような汚れではありましたが、ちょっと気になる部分ですよね。
リストレストを使用したからと言って劇的に手首の負担が減る訳ではない

これを言ってしまうと、そもそも論になってしまうのですが。2つのリストレストを使い比べてみてわかったこととして。
リストレストを使用したからといって『手首の負担が劇的に緩和する。』ような機能は無いのだなということを個人的には再確認しましたね。
今回試したエレコムのリストレストはゲルを使用していて、とても柔らかいし使い心地はそれなりに良い物です。
確かにそうなのですが。無いよりは有った方が良いのでしょうが、無くても構わないなというのが今のところの感想です。
キーボード用のリストレストを使用した時は明らかにタイピングしやすくなり、手首の負担が減ると感じました。ですが、マウス用のリストレストに関してはそこまでの改善具合を感じていないのが本音ですね。
実際にマウス用のリストレストを使ったことが無い人に使用を勧めるか。と言われたら今のところ答えはノーですね。無理にに買わなくても良いアイテムだと思いますね。
それよりもマウスを人間工学的な物に変更した方が、結果的に手首の負担は減りそうな気もしています。
おわりに
という感じで簡単にですが、エレコムのマウス用リストレスト『MOH-DUXBK』をご紹介してみました。
個人的には、前回紹介したサンワサプライのリストレストよりは良くて、腕を乗せていても違和感が出たりはしないのは良いなと。
今回の製品には臭いの問題もあったりしたけれど、ゲル製のリストレストは優れていると思いました。
ですが、それと同時に気付かされた事として。マウス用のリストレストにはそこまで手首の負担を軽減するパワーがそもそも無いのかなと。
とはいえ使用感は、個人による体感差も大きいと思います。百聞は一見にしかずです。やはり個人的にはそこまで使用は勧めませんが、気になっている方は使用して自分に合っているかどうか試してみる価値はあるとは思いますよ。