さて、先日発売されたAppleの紛失防止タグ『Air tag』。
しょっちゅう物を失くしがちな私は漏れなく予約して購入しました。
とはいえ、『Air tag』購入前から同じく紛失防止タグの『MAMORIO』を使用していました。
『Air tag』と『MAMORIO』。今回の記事ではこの2つの紛失防止タグを使い比べてわかった違いをご紹介したいと思います。
結論から書くと『Air tag の方が完全に上位互換』です。
『MAMORIO』の優れている点があるとすれば、『置き忘れ時のプッシュ通知』があるところですね。
『Air tag』と『MAMORIO』を使い比べてわかったこと

という訳で今回は『Air tag』と『MAMORIO』2つの紛失防止タグの使い比べた感想です。
『MAMORIO』についての紹介は以前に記事にしていますので、ぜひこちらから。
『紛失した物を見つける』という基本的な機能としては、この2つはそこまで差がありません。ただ、後述しますが細かな機能、使い易さ、精度、サービスの大きさ、において『Air tag』の方が圧倒的に上だと感じました。
iPhoneユーザーであれば『Air tag』を買っておいて間違いないとも思います。
ただ、『MAMORIO』の方が勝っているシチュエーションも1つだけありました。
それは『置き忘れ通知』です。
『MAMORIO』にはプッシュ通知機能がある

例えば、家に財布を置き忘れて出かけてしまった時。『MAMORIO』はプッシュ通知ですぐに『置き忘れてませんか?』とお知らせしてくれます。
『Air tag』にはこのプッシュ通知機能が無いんですよね。失くした事に気づいたら、『Air tagの紛失モード』を使ってどこにあるか調べるようなイメージです。
なので、置き忘れに即座に気づけるのは『MAMORIO』かなと。
『Air tag』の凄い部分


ただ、それ以外の機能に関しては正直『Air tag』の方が圧倒的に上だと感じました。個人的には『MAMORIO』が勝っているのはプッシュ通知があることくらいしか無いと思います。
次項では『Air tag』に触れて凄いと感じた勝っている部分を紹介したいと思います。
『探す』の精度がすごい

iPhoneから『探す』という機能で、『Air tag』の場所を表示出来るのですが、この精度がもの凄いです。
もちろん、マップ上でどこにあるか?というのも表示出来るのですが、驚いたのが近距離での場所を検知するモードです。
近距離で探すモードを起動すると、iPhoneの画面の矢印が『Air tag』の方向を指し続けます。『Air tag』専用のコンパスを持っている感じ。この機能を使えば必ずどこにあるか探し出せます。
※近距離で探すモードが使えるのは『iPhone 11』以降の機種のみです。
『MAMORIO』にも『ARで探す』という機能があったのですが、これはなんとなくの方向しかわからない仕様でした。この機能、正直あまり使い物になりませんでした。
『Air tag』はなんとなくでは無く、『点』で場所を示してくれます。ピンポイントで場所がわかるんですよね。
家の中で、『あれ、どこに置いたっけ?』となる人には歓喜の機能だと思います。
この精度の違いを表現するなら、定規のメモリの単位が違うイメージ。『MAMORIO』がざっくりとしたメートル間隔の定規だとすれば、『Air tag』はセンチ単位で計測出来る感じですね。
これにはただ凄いなと思いました。
本体から音も鳴らせる

さらに、『Air tag』本体から音も鳴らす事が出来ます。物の影に隠れていても音でわかる仕組みです。視覚的にも聴覚的にも探す事が出来るという。『MAMORIO』にはこの音を出す。という機能もありませんでした。
電池交換にも対応

さらに『Air tag』は電池交換にも対応しています。ボタン電池(CR2032)で動いており自分で交換が出来ます。
『MAMORIO』は自分で電池交換が出来ない仕様です。
『OTAKIAGE』という交換サービスで割引価格での購入のしなおしが必要になります。
この点でも『Air tag』の方が取り回しが良いなと感じます。
見つかる確率が『iPhoneユーザー』の数だけ上がる

いざ、紛失した時の見つかる確率も『Air tag』が上です。
『Air tag』『MAMORIO』どちらも紛失した時に、その近くを誰かが通り過ぎる事で検知。それにより場所がわかる仕組みです。
つまり、それぞれのユーザーの数だけ見つかる確率が上がる仕組みとなります。
『Air tag』はiPhoneで検知します。
iPhoneは本当に沢山の人が使っています。日本で流通しているスマホの半数以上がiPhoneなんだそうです。
要するに、『Air tag』と『MAMORIO』ではユーザーの数が比較するまでも無く桁違い。
iPhoneユーザーの数だけ見つかる確率が上がるということなので、そういった意味でも『Air tag』は安心感があるな。という感じです。
どちらか迷ったら『Air tag』で良いと思う

簡単に言えば、
外出先で失くす人には『Air tag』
家や会社に置き忘れて移動しがちな人には『MAMORIO』
という感じなのかなと思います。
ただ、繰り返しになりますが実際に紛失してしまった時に見つかる確率や、物の位置が正確にわかる精度は『Air tag』の方が圧倒的に高いです。
失くした後の追跡機能も『Air tag』の方が圧倒的に優秀なんですよね。
総合的に考えてiPhoneユーザーの人で迷ったら『Air tag』を買っておいて間違い無いような気はします。
早く置き忘れに気づきたい。プッシュ通知が欲しい。という人だけ『MAMORIO』が向いているのかな。という感じですね。
まあ、『Air tag』の補助として『MAMORIO』を使うイメージで両方使えたら最強だとは思います。
ちなみに価格は
『Air tag 3,800円(税込み)』
『MAMORIO 2,728(税込み)〜』
となっております。
価格も違うので一概に比較出来ないところもありますが。ただこの価格差であれば『Air tag』で良いのかなというのは変わりませんね。
まとめ
という感じで、『Air tag』と『MAMORIO』と使ってみてわかった違いをご紹介してみました。
iPhoneユーザーが今から買うなら『Air tag』で間違い無いようには思います。
物を失くしがちな人はぜひ参考にしてみてください。