あと10cmだけテーブルのサイズを伸ばせたらジャストだったのに。
新築で住宅を建てる時は、当たり前ですが家の細部までこだわる人がほとんどだと思います。
そうやってこだわった人なら、ダイニングテーブルをはじめとする家具のサイズにも妥協せずにこだわりたいですよね。
例えばキッチンカウンターの幅とダイニングテーブルの幅を合わせて、線が繋がるようなダイニングキッチンを作りたい。
でもいざそう思い家具を探すと、大抵のダイニングテーブルは長さやサイズが規格で決まっていてその中から選ぶことになります。
理想のデザインとサイズを見つかれば良いのですが、規格品では理想のサイズは存在していないことも。
そんな時の為に、長さや幅のサイズを10cm単位で調整してダイニングテーブルを作れる家具ブランドがあるんです。
今回の記事では、そんなセミオーダーに対応した家具ブランドを2つご紹介します。
細部の寸法までこだわりたい方は要チェックです。
ダイニングテーブルのサイズをセミオーダー出来る国内家具ブランド
という訳で今回ご紹介するのは、テーブルサイズを細かくセミオーダー出来る家具ブランドのご紹介です。
セミオーダーブランドは受注生産方式
基本的に現在流通しているダイニングテーブルはほとんどの商品はサイズが決まった規格品です。
例えば『150cm』『180cm』など。2〜3サイズの規格を同デザインで展開して販売している事が大半です。
規格を決めることで、海外で大量に作ることも出来るので製造コストも下がりますし、在庫リスクや流通コストも下がります。
今回ご紹介するサイズがセミオーダー出来るブランドは『受注生産方式』をとっています。
注文が入ってから、作り始めるということですね。
そのため、個々のセミオーダーに対応しサイズの微調整が出来るという訳です。
とはいえ、受注生産方式にもメリットとデメリットが存在します。
メリット
サイズを微調整出来る
仕上げや材質を選べる
サイズを指定出来るメリットがあることの他に、受注生産式では材質や仕上げを選ぶことが出来る場合が多いです。
使う木の種類や脚のデザイン、表面の塗装をオイル仕上げかウレタン仕上げにするかなど。
細かいチューニングを施すことが出来ます。
デメリット
規格品に比べると価格は高価
製作期間が必ずかかる
デメリットとしてあげるなら、セミオーダーになるとその分、規格品と比べるとですが価格は上がります。自分だけの為にオーダーするので、その分製造コストは上がるので仕方がない部分ではありますね。
さらに、受注生産なので製作期間が必ず発生します。メーカーにもよりますが、だいたい1ヶ月〜2ヶ月程度の場合が多いです。
要はセミーオーダーの家具はとことんこだわりたい方向けですね。
今回ご紹介するのは、国内ブランドになります。実際、色々な家具を見てきましたが、国内ブランドの家具メーカーは海外で作る規格品の家具と比べても仕上げやクオリティは全然高いと思います。もちろん価格もそれなりに高いので当たり前と言えば当たり前ですが。
一生モノの家具を使いたい方におすすめしたい2ブランドです。
CLASSE / レグナテック
まずご紹介したいのは佐賀県の家具メーカー『レグナテック』が展開するブランド『CLASSE / クラッセ』
無垢の木を使った家具が多く、飽きのこないデザインの家具が多いブランドです。
リーヴスダイニングテーブル
『CLASSE』のダイニングテーブルの中でもおすすめしたいのは、『リーヴス』と名付けられたダイニングテーブル。
長さは120cm〜200cmまで10cm単位で9段階。幅は75cm〜90cmまで5cm単位で4段階で指定することが出来ます。
天板サイズだけでも36種類のサイズがある計算になります。
選べる細かな仕様
無垢材を使用したダイニングテーブルなのですが、『ウォールナット』『ブラックチェリー』『オーク』の3つの材種から使用する木を選ぶことが出来ます。選ぶ木材でも価格が変動するイメージですね。
さらに、脚のデザインも3種の形状から選べます。
ストレート脚から円錐の脚など。形状による雰囲気の違いももちろんありますが、お子さんなどが小さい時には円錐の脚デザインが好まれたりしますね。
さらには仕上げの種類も『オイル仕上げ』か『ウレタン仕上げ』から選べます。
オイル仕上げは、無垢材の木の風合いを存分に楽しめる仕上げ方法ですね。メンテナンスが必要ですが、直しながら手をかけながら使える仕上げ方法です。
対して、ウレタン仕上げは天板表面に塗膜を作り、汚れや傷から守る仕上げ方法です。小さいお子さんなどが居るご家庭で好まれる仕上げ方法ですね。ウレタンの塗膜を作るので、メンテンスも不要ですが、付いてしまった傷などは後から直せない仕上げ方法です。
そんな感じで、かなりこだわった1台のダイニングテーブルを作ることが出来ます。
リーヴスダイニングテーブルのデザイン自体がとてもシンプルなので、飽きのこない、そして古くならない。長く使っていけるダイニングテーブルだと思います。
ちなみにですが、以前にレグナテックの工場見学をしています。
製作現場の様子も知りたい方はぜひ読んでみてください。
家具を作る過程が楽しめると思います。
▷CLASSE / レグナテックの公式ホームページをチェックする
MASTERWAL / マスターウォール
次にご紹介したいのは岡山県の会社『アカセ木工』が展開する『MASTERWAL / マスターウォール』というブランド。
『MASTERWAL』の特徴はとにかくスタイリッシュでカッコイイ。そんなアイテムが数多くあります。
ブランディングもとても上手でショールームなどは、他のブランドを寄せ付けないクオリティがあると思います。
『MASTERWAL』のキャッチコピーに『100年後のアンティークへ』という言葉が使われているように、本当に長く使えて飽きのこない、極限まで無駄のないデザインの家具が多いです。
ワイルドウッドダイニングテーブル
そんな『MASTERWAL』の中からおすすめしたいのは『ワイルドウッドダイニングテーブル』です。
無垢の天板と、スチール脚で構成されたデザインは、シンプルなのに迫力と存在感がある。そんなダイニングテーブルだと思います。
モダンでスタイリッシュな部屋にも合いますし、和室などに置いても様になる唯一無二の存在感があります。
長さは100cm〜240cmまで、価格は20cm伸ばすごとに上がります。20cm刻みで8段階となります。ちなみに10cm単位でオーダーすることも可能です
これは例えば、長さ170cmで製作しても、『180cm』の料金になるイメージですね。
幅は65cm〜1100cmまで7段階で選べます。価格表だけでも56種類のサイズ展開となり、10cm刻み分も合わせたら100サイズを超えるサイズ展開となります。
これ、すごいと思いませんか?個人的には、驚異的なサイズ展開だと思います。
選べる細かな仕様
さらに、こちらのテーブルも脚を木製に変更も出来ますし、木製であれば脚のデザインを3種類から選ぶことができます。
さらにさらに、天板の厚みまでオーダーすることが出来ます。最大41mmの天板厚のテーブルを作ることが出来ます。
もちろん、先程ご紹介した『CLASSE』と同じ様に天板の仕上げも『オイル塗装』『ウレタン塗装』から選べます。
材種は『ウォールナット』『ブラックチェリー』『ホワイトオーク』『レッドオーク』から選ぶことが出来ます。
天板の角を丸くする『面取り』の指定も出来たりと。
まさに究極にこだわりたい方向けのダイニングテーブルだと思います。
ちなみにですが、マスターウォールの工場見学も行っております。
こちらも以前の記事にまとめていますので、ぜひ読んでみてください。
マスターウォールの工場は家具というより『ラボ』っぽい雰囲気です。
▷MASTERWAL / アカセ木工の公式ホームページをチェックする
まとめ
という感じで、10cm単位でセミオーダー出来る国内生産家具ブランドをご紹介してみました。
セミーオーダーで作る家具は価格もそれなりにしますが、そのぶん家具のクオリティとしても高いですし、自分だけの所有感なども得られると思います。
それでしか得られない感動があると思います。
家具のサイズに細部までこだわりたい方はぜひ、今回ご紹介したブランドをチェックしてみてください。
▷CLASSE / レグナテックの公式ホームページをチェックする
▷MASTERWAL / アカセ木工の公式ホームページをチェックする