私が愛用しているカメラの『FUJIFILM XE-3』にはフィルムしミューレーションという機能があります。これはFUJIFILMがフィルムカメラ時代から培ってきたアナログフィルムの特性をデジタルに再現したもの。
FUJIFILMのフィルムには発色と色味の違う様々種類のフィルムがあります。その中にはモノクロ写真が撮影出来る『モノクロフィルム』も。
今回は、フィルムシミュレーションの機能のモノクロな【ACROS】を使い、盛岡駅界隈の写真を撮影様子を紹介します。
モノクロフィルム ACROS
さて、今回使用するフィルムシミュレーションが【ACROS】というモノクロフィルム。
ちなみに、私が使うカメラXE−3には2種類のモノクロフィルムが搭載されています。
よりシャープなモノクロ描写表現を出来るのが【ACROS】のフィルムシミュレーションシャープなモノクロ描写表現を出来るのが特徴です。
モノクロモリオカ
という訳で、いざ盛岡駅へ。この辺りは盛岡の南側。最近になり市の合同庁舎なども建設されているエリアです。盛岡駅を中心にみると、裏側に位置するエリア。
普段見慣れている景色も、モノクロに置き換えるとなんだか無機的な印象に。
稼働しているクレーンが映えます。
景色から色が無くなるせいか、撮影する写真も建物や配管など、無機的な構造物に不思議と目が向くようになります。建設中のパイプなど、細かく要素が多いような被写体も、色が無い事でサマになるように思います。
良い意味で情報量が減るような感覚。
普段だったら気にも止めないような場所の写真を撮りたくなるのはモノクロ写真の魅力かもしれません。
鏡面仕上げの銀色に光るオブジェはモノクロ写真にで撮ると、より光のコントラストが明確になりますね。
マリオス(盛岡で1番高いオフィスビル)を下から撮影。
そして、連絡橋を渡り盛岡駅内へ。
盛岡駅の表側。タクシー乗り場などもある辺り。
『ACROS』のカリカリとした質感が良い感じです。
雲の形や、建物の形など。モノクロの写真にするだけで、その物が持つ『輪郭』が浮かび上がってくるような。そんな感覚になります。ディテールが掴みやすくなると言いますか。
高架下のパイプ。カラーの写真では撮ろうと思わないようなカットだけど、モノクロ写真だどこういった無機的なアイコンに惹かれてしまいます。
こんな写真もモノクロならでは。
電柱のシルエットが美しいなと。カラーだとなんて事ない写真がモノクロだと映えます。
まとめ
という具合で、フィルムシミュレーションの『ACROS』で撮影してみた盛岡駅界隈のモノクロ写真でした。カラーモードをモノクロにするだけで、自分の中で撮影する対象が変化したのが驚きでもあり楽しい。カメラを手にしてから1年経ちますが、このモノクロ撮影はほとんどしてこなかったので、今後は活用していきたいものです。
XE-3でのモノクロ写真撮影。『えっ、そんな趣味持ってたんだ!?』と、慣れ親しんだ友達の意外な特技を後から知ったような感覚です。ますますこのカメラがお気に入りになりました。
今後もモノクロ写真も趣味として撮っていきたいなと。盛岡の風景をモノクロで切り取る『モノクロモリオカ』不定期に連載していこうと思います。
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