このブログでよく読まれている記事の一つに私が使用しているカメラを紹介した『カメラ紹介。FUJIFILM X-E3レビュー。コンパクトな相棒。』があります。FUJIFILMのXE-3は本当に良いカメラ。
前回の記事では本体のスペックなどについてしか触れていないので、今回の記事では、富士フィルムカメラの売りでもある『フィルムシミュレーション』の機能についてご紹介したいと思います。
今回は、これから富士フィルムのカメラを購入しようか迷っている方向けです。
フィルムシミュレーションとは
富士フィルムの『Xシリーズ』のカメラに搭載されている機能です。『フィルムシミュレーション』名前の通りフィルムカメラの色や質感を再現出来ます。
富士フィルムは元々フィルムを作っていたメーカーです。富士フィルムが発売しているフィルムには発色に違いを持たせた色々なフィルムがあります。
そのフィルムの発色をそのまま再現したのが『フィルムシミュレーション』です。
それでは早速比較してみましょう。
比較してみました
フィルムシミュレーションのモードの種類がこちら
PROVIA / スタンダード

標準的な発色と階調で人物・風景など幅広い被写体に。
Velvia / ビビット

高彩度な発色とメリハリのある階調表現。風景や自然写真に。
ASTIA / ソフト

落ち着いた発色とソフトな階調でしっとりとした表現に。
クラシッククローム

発色を抑えた暗部のコントラストを高める事で落ち着いた表現に。
PRO Neg.Hi

コントラストを高めたややメリハリのあるポートレート撮影に。
PRO Neg.Std

やわらかな階調で肌色の質感を再現したいポートレートに。
ACROS

質感豊かでシャープな表現のモノクロ
モノクロ

そのままですがモノクロで撮影出来ます
セピア

セピア調で撮影出来ます。
という感じでFUJIFILMのXE-3の中に9つのフィルムシミュレーションモードが内蔵されています。それぞれの写真を並べてみます。
『PRO Neg.Hi』や『PRO Neg.Std』はポートレートのモードですが、発色を見てもらう、という事でそのまま載せてます。
PROVIA / Velvia


ASTIA / クラシッククローム


PRO Neg.Hi / PRO Neg.Std


ACROS / モノクロ


並べるとどれも微妙な変化に見えますが、この微妙な変化が楽しかったりします。
クラシッククロームが1番変化がわかりやすいですかね。
逆にACROSとモノクロの違いはあまりわからないですね。若干ACROSの方が黒の色が濃いように思います。
他のメーカーやカメラにも詳しい訳では無いですが、この『フィルムシミュレーション』は写真撮影を間違いなく楽しく撮影出来る機能だなと思います。
スマホでも綺麗な写真が撮れて、後からいくらでも加工が出来る時代ですが、『カメラの中で色を決めて撮影する』という事が『写真を撮る』体験をより特別な物にしてくれていると思います。もちろん、デジカメで撮った写真もパソコンに入れてしまえば加工し放題なのですが。
それでも、ファインダーを覗いてシャッターを押す。という行為はスマホの性能がどんなに上がろうが無くならないのでは。と思ったり。
ちょっと脱線しましたが、一眼カメラを初めて持つ方には『富士フィルムのカメラ』オススメですよ。シンプルに写真撮影が楽しいと思えますよ。
まとめ
という感じで、富士フィルムの『フィルムシミュレーション』について簡単にですがご紹介してみました。
個人的にはクラシッククロームの昔懐かしく撮影出来る感じが好きで、『XE-3』購入当時はずっとこのモードで撮影してました。最近は、発色がある写真の方が良いなと感じるようになり、基本的にはPROVIAで撮影しています。
『XE-3』購入検討時に、この『フィルムシミュレーション』について、もっと事例を見たいと思ったのですが、中々参考にる比較ブログが無かったので、今回記事にしてみました。富士フィルムのカメラを購入検討している方の参考になれば幸いです。
私のブログ内の『旅シリーズ』の写真は全てクラシッククロームで撮影してますので、参考事例がもっと見たい方は、ぜひそちらも覗いてみてください。
愛用のカメラはこちらで紹介しています。
▷カメラ紹介。FUJIFILM X-E3レビュー。コンパクトな相棒。