本のコト

まるで地元の人に案内してもらうようなガイドブック。d design travel


【d design travel 岩手号】

d design travel 岩手号

d design travel とは?

2009年より発行され、各都道府県の個性を1冊に収録したデザインガイドブックです。その岩手版が2018年11月に岩手版が発売されました。

このガイドブック、普通の観光雑誌とは違います。

2ヶ月その土地を間暮らすように現地を旅して、本当に感動したものだけを紹介。

住み込むようにその土地を観察し、感動した物を紹介するというコンセプトなので、いわゆるメジャーなスポットは掲載されていなかったりします。

ですので、岩手に住んでいる私から見ても、知らない事であったり、住んでる人しかわからないような場所や人が紹介されています。この感覚がとても面白いです。

編集の考え方。も

・必ず自費でまず利用すること。実際に泊まり、食事し、買って、確かめること。

 ・感動しない物は取り上げないこと。本音で、自分の言葉で書くこと。

 ・問題があっても、素晴らしければ、問題を指摘しながら薦めること。

 ・取材相手の原稿チェックは、事実確認だけにとどめること。

 ・ロングライフデザインの視点で、長く続くものだけを取り上げること。

 ・写真撮影は特殊レンズを使って誇張しない。ありのままを撮ること。

 ・取り上げた場所や人とは、発刊後も継続的に交流を持つこと。

となっており、編集の方々の本音が詰まった一冊となってます。

D&DEPARTMENT PROJECT と ナガオカケンメイさん

このd design travel誌の発行元であるD&DEPARTMENT PROJECTは、2000年にデザイナーのナガオカケンメイさんによって創設された、「ロングライフデザイン」をテーマとするお店です。

47都道府県に1か所ずつ拠点をつくりながら、物販・飲食・出版・観光などを通して、47の「個性」と「息の長い、その土地らしいデザイン」を見直し、全国に向けて紹介する活動を行っています。

現在では国内に15店舗あり、岩手から1番行きやすい場所は東京の店舗ですかね。扱われている物も、直せる物や、もう現在は生産されていない物をユーズドで販売したりと、通常の量販店では見ない、流行りや流行に流されないような商品が並んでいます。

そんな観点の延長戦上に製作されているd design travel。流行りや流行にとらわれない場所や人が特集されています。

岩手県民として

特集されている内容で、小岩井農場、岩手県立美術館、そば処 東屋本店、ぴょんぴょん舎などが掲載されている点は、岩手を説明するのにぴったりな場所だと思いますので、岩手を説明するガイドブックとして安定感あるなと思いました。

d design travel/そば処 東屋

少しマニアックな場所としてCyg art gallery や可否館が紹介されていたりするのは県民として嬉しいですね。

ちなみに、私が愛用している柚木沙弥郎さんのクッションカバーを購入した『光原社』さんも掲載されています。

d design travel/光原社

個人的に意外というか知らなかったのは、

滴生舎、せきのいち、芦屋、とおの屋 要、などですかね。

それぞれ

・滴生舎(二戸)漆器工房兼ショップ

・せきのいち(一関)蔵元レストラン

・芦屋(九戸)南部曲り家で味わう囲炉裏喫茶

・とおの屋 要(遠野)どぶろく醸造所が始めたオーベルジュ(地方にある宿泊設備を備えたレストランのこと)

さすが大きい岩手県。盛岡市意外は知らないもんですね。

地元の人が案内をするようなガイドブック

岩手を知らない方に、観光誌を渡すなら間違いなくこのd design travelですが、岩手在住の方々が読んでも必ず新しい発見が見つけられるような1冊です。普段過ごす街をもっと好きになれる、素敵なガイドブックです。

岩手を知りたい方も、岩手に住んで長い方も色々な視点で楽しめるガイドブックd design travel岩手号、大変おすすめな一冊となっております。

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