本のコト

アァルトの椅子と小さな家。


【本のコト】北欧をめぐる、エッセイ

アァルトの椅子と小さな家。

日曜日の午後、ゆったりとした時間の中で読みたくなるような本の紹介です。堀井和子さんの「アァルトの椅子と小さな家」。

堀井和子さん

1954年、東京生まれ。料理スタイリストの方です。1984年から3年間、夫の仕事でニユーョーク郊外で暮らし、帰国後、シンプルで洒落た食情報や料理を本やウェブ上で紹介されています。

優しいエッセイ

堀井さんは、写真、文、イラストを自ら描かれています。写真やイラストはとても優しく、ほっこりとするのが特徴的です。

アァルトの椅子と小さな家。

この本は堀井さんが、北欧を旅行した時の記録、エッセイになります。

タイトルのアァルトの椅子は、以前ポスターの記事で紹介した「アルテック社」のスツールの事。小さな家というのは、「コルビュジェ」が建てたスイスの建築の事です。

コルビュジェの小さな家は、とても素敵ですので、ぜひ検索してその雰囲気を見てみてください。

堀井さんの文章はとても読みやすく、その時の雰囲気、ディテールを細かく表現されています。もう少し写真が多ければ、さらにイメージしやすいかなと思いましたが、北欧の地図片手に、妄想するくらいがちょうど良いのかもしれません。北欧へ旅行する前の、準備本にも良いと思います。

アァルトの椅子と小さな家。

日曜日の午後、少し肩の力を抜き、コーヒーを飲みながら。ゆったりとした時間を過ごすお供におすすめの一冊です。

私はまだ行った事が無いので、いつか訪ねてみたいですね、北欧。



同じカテゴリーの記事