このブログの管理人である私が読んだ本をご紹介するコーナー【SUMUROの本棚】
一月ごとにまとめて紹介していましたが、最近は読書の時間があまり取れず、更新を休んでいました。
という訳で、今回は12月号というかたちで、ここ数ヶ月で読んで面白かった本をご紹介します。
わたしをひらくしごと
自分の働き方や仕事をどのように決めてきたのかを知れるインタビュー集。15人の方のインタビューが収録されています。カフェの経営者やスポーツインンストラクター、現在ある既存の職業のカテゴリに当てはまらない方まで。
その誰しもが、色々な道を歩き、紆余曲折し現在の職業に辿り着いている事が知れます。人の数だけ人生があります。
最初から正解を引き当てる必要は無いのだ。
ぼんやりと仕事に悩んでいる人におすすめしたい、そんな一冊です。中の写真もカラーで掲載されていますので、その人の仕事場、環境をイメージしやすいですよ。
アイネクライネナハトムジーク – 伊坂幸太郎
伊坂幸太郎の書く話は割と好きで、他にも色々と読んだ事があります。伊坂作品は猟奇的な人が出てくる作品もありますが、この作品は、恋愛がテーマになっていてほっこりするようなお話です。
連作短編になっていて、それぞれの話が緩くつながるような構成です。
最近映画化もしていましたね。
お正月休みに読むのにも良いのではないでしょうか。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 − 山田 真哉
2005年に大ヒットした本です。
当時私は高校生くらいでしたが、社会現象のように流行っていたので今でもこのタイトルを覚えています。
副題にあるように、これは会計学の本です。自分で仕事をするようになってから読むと、内容はとても面白く、スラスラと読めました。
『50人に1人無料』と『全員3%引き』はどちらがお得だと思いますか?
何となく『50人に1人無料』の方がインパクトがありますよね。
でも『50人に1人無料』は『100人に2人無料』ということ。つまり2%の還元なんです。
なので、実は『全員3%引き』の方がお店側は利益が減っているんですよね。
よく目にする『無料』キャンペーンの裏側にはこんなトリックが隠されていたりするみたいですよ。
表現や印象で受け取り方や感覚はずいぶん変わるものですね。上手く使いつつ、引っかかり過ぎないようにもしたいなと。思ったりします。
会社は『1人』で経営しなさい。 – 山本憲明
個人で仕事をするようになって、どうしてもこういうタイトルの本が目に飛び込んできてしまいます。これからは、社会の変化も激しいので、個人であまり出費をせず、細く長く生きるススメ。が書かれております。
大きな組織のメリットと個人でいることのメリット。
どうしても渦中に居ると自分の事が見えなくなりがちですが、『個人でいることのメリット』を再確認出来るような本でした。
察しない男 説明しない女 – 五百田 達成
男にとって女性の考えている事は永遠に謎である。女性にとって、男が考えている事も理解不能でありましょう。
世界のどこかで毎日起きている、男女のささいな衝突は、『脳みそ』の作りの違いが引き起こしている。
テーマごとに男女の脳みそがどのように考えているかがわかりやすく解説してあります。読むとわかりますが基本的に男女は真逆であります。
夫婦やカップル、男女がお互いを理解し歩み寄るための本ですね。面白くさらっと読めるのでおすすめですよ。
まとめ
という感じで、最近読んだ本をまとめてみました。今回紹介した本の中では特に、『わたしをひらくしごと』『察しない男 説明しない女』がおススメですかね。お正月は少し時間が取れそうなのでまとめて溜まった積読本を消化していきたいと思っています。