カメラと写真

オールドレンズを使ってみよう。K&F Concept レンズマウントアダプター を買ってみました。【カメラ勉強回】

20代前半でフィルムカメラに手を出して、少し勉強した時期はあったのですが、しばらくして触らなくなり、その後、現在になってまた触り出した。カメラに関してはそんな経歴の私です。

ブログに載せる為に写真を撮るようになり、カメラについて色々と調べる時間が増えました。

カメラの世界の知識って広い「海」のようなイメージで、色々と調べて知れば知るほど、知らない事が出てきます。もう、わからない事だらけ。

そんなカメラに関して超初心者の私ですが、少しずつ勉強したり調べた事を紹介していこうと思います。勉強回です。

以前ご紹介させて頂いた私の愛機、フジフィルムの「xe-3」というカメラなのですが、このカメラに他社製のカメラを取り付けるアダプタがある事を知り買ってみました。

結論から書くと、このアダプターがあるとカメラで写真を撮るのがさらに楽しくなりました。


K&F Concept レンズマウントアダプター 

K&F Concept というメーカーから発売されているこのレンズアダプター。これをレンズとカメラの間に取り付ける事で、他社製のレンズを使う事が出来ます。

今回はニコンのオールドレンズをフジフィルムのカメラに装着するので、KF-NFX (ニコンFマウントレンズ → 富士フィルムXマウント変換)という型番で購入。ちなみにAmazonで約2,000円で購入出来ます。

そもそもカメラマウントって?

簡単に説明すると、カメラとレンズの相性です。

カメラとレンズにはメーカー毎に規格があり、それぞれのメーカーで取り付けられるレンズが決まっています。フジフィルムのカメラマウントの規格は「Xマウント」ニコンのカメラは「Fマウント」になります。

マウントアダプターを使う事で、そのメーカー間のレンズ規格の問題を越える事が出来るという訳です。

K&F Concept KF-NFX

オールドレンズを使ってみよう。K&F Concept レンズマウントアダプター を買ってみました。【カメラ勉強回】

箱に入って届きました。ラベルの感じがカッコいいです。

まず作りですが、2,000円とは思えぬクオリティに驚きました。黒い樹脂とアルミパーツも良い感じです。カメラ側に装着する方こそ、若干の安っぽさはありますが、全然許容値かと。

文字の刻印の感じもしっかりとしていて、物としての所有感を満たしてくれます。

こちらのアルミの面に、ニコンレンズを装着。

樹脂の面に、カメラを取り付けます。

レンズを装着

ニコンのレンズを取り付けてみました。アダプタとレンズも違和感が無いくらいになじんでいると思います。

ここで気づいた注意点を。

マウント側の金具とレンズの接点が固く、最初の1回目を取り付ける時はかなり力を入れる必要がありました。2回目以降は取り付けやすくなりました。最初の1回目は注意が必要です。

レンズを取り外す時のフックも結構固く、慣れるまでコツが要ります。

しかしこの辺も2,000円という値段を考えれば妥当なのでは。と個人的には思います。

カメラと装着

カメラに取り付ける時は、マウントアダプターの「赤い点」を目印にします。こちらの装着は違和感無くとてもスムーズに行えました。

取り付けてみました

取り付けるとこんな感じに。カメラのミニマムなスタイリッシュ感とレンズのゴツゴツした感じが絶妙なバランスに。

カメラの設定を変更する

レンズなしレリーズをONに

このままだとシャッターがきれないので、カメラの設定を変更する必要があります。設定画面から「レンズなしレリーズ」をONにします。

これは、フジフィルムのカメラがレンズが装着されていない時はシャッターをきれない設定になっている為です。

通常カメラとレンズは常に通信をし、オートフォーカスなどに対応しているのですが、今回使用したマウントアダプターは通信を行いませんので、その状態でもシャッターがきれるように変更した訳です。

カメラの焦点距離設定

使うレンズの焦点距離に合わせて、マウントアダプターの設定から焦点距離を変更します。今回は50mmです。

という訳で何枚か撮影してみました。

今回使用したレンズは「Ai Nikkor 50mm F1.2S」

以前にNikon F3というフィルムカメラを持ち歩いていた時期がありまして、その時に手に入れたレンズです。またこのレンズを使える日が来るとは。

この写真は特にLightroomなどの写真アプリであえて加工していません。

個人的な感想ですが、今使用しているフジフィルムのレンズと比べて良い意味で靄がかかっているような感想を持ちました。写ルンですで撮ってたフィルム写真の感じと言いますか、古い感じと言いますか。(語彙力が乏しい)

つまり味のある写真が撮れます。

そしてこの「Ai Nikkor 50mm F1.2S」というレンズ。こんな感じのピントの合っている距離がとても浅い写真も撮る事が出来ます。

このピントの距離。専門的には「被写界深度」と言います。被写界深度が浅い、こんな雰囲気の写真を撮れるのはこのレンズならではの魅力ですね。

まとめ:写真を撮るのが楽しくなってきている

という感じで、K&F Concept レンズマウントアダプターを使ってみた記事を書いてみました。いつもと違うレンズで写真を撮影するのは楽しいですね。

これからも定期的にカメラについて調べたり、勉強した事をブログの記事として書いていきたいと思います。そして少しでもカメラに興味が出た人は、ぜひカメラを始めてみて欲しい。カメラを持つようになると、今更ながら「写真を撮りに出かける」という目的が出来て楽しいものだなと思っています。

スマホも良いけど、カメラで撮るとやっぱりまだまだ差があるんだなと。思ったりしています。

お父さんが昔使っていたレンズを、倉庫から掘り出して使う。このレンズアダプターを使って、そんなきっかけがあっても良いですよね。

今回ご紹介したK&F Concept レンズマウントアダプターは、それぞれのカメラとレンズに対応した規格で色々な組み合わせで発売されていますので、カメラとレンズをお持ちの方はぜひチェックしてみてください。



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