久しぶりにカメラを持って散歩。
先日のとある日。青森で仕事があり午前中で要件が終わったので、帰りにせっかくならばと十和田市と奥入瀬渓流に立ち寄りました。
十和田エリアはどこかの施設に立ち寄らなくとも散歩して回るだけでも楽しい場所です。
十和田と奥入瀬渓流カメラ散歩
十和田市内

十和田市は青森県の中央部に位置する町。十和田には『十和田市現代美術館』があります。北東北では現代美術館はすごく珍しいんですよね。個人的にも、ものすごく好きなスポットです。
しかし、コロナの影響で2021年9月いっぱいは休館中とのこと。休館は残念ではあったのですが、十和田の町中にはアート作品が溢れているので、歩いているだけでもけっこう楽しかったですね。
町の様子を写真でゆるく紹介していきたいと思います。

美術館前の広場にはアート作品が列挙しています。
もちろん外にある展示を見る分には無料です。




草間彌生さんの水玉作品群とか、巨大なおばけみたいなオブジェ。雲みたいな家と車。

建物を上から覗き込むナニカ。

これ、実はガラスの中は男子トイレになっていまして、内側から見ると覗き込む主の顔が見えます。用を足しているところを覗かれる。というシュールな作品ですね。




美術館前にも花で出来た馬だったり、美術館の壁には奈良美智さんの絵だったり。巨大な蟻だったり。
散歩しているだけでもけっこう楽しいですね。




十和田市内は町全体が美術館のようになっていまして、何やら巨大な袋が置いてあるなと思って近づいたらベンチだったり。バス停のベンチがポップなデザインだったり。商店街のプランターも凝ったデザインになっていたり。本当に見てて飽きないですね。

道路の支柱に馬のモチーフが使われていたりします。やたら十和田には馬モチーフのオブジェが多いんですが、かつて日本最大の馬の取引が行われていたそうです。


町を歩いていると巨大な鳥居も出現。近づいてみるとレンガを積み上げて出来たようなデザインになっていて、これもまた凝っているなと思いますね。あまり見た事が無いデザインだなと。

十和田を散歩していて感じることは、とても景観が綺麗なんですよ。歩道も車道も含めて幅も広く余裕を感じます。公共施設も新しいものが多く、どれもデザインにこだわって作られている感じで、町全体として美的感覚が高いのだろうなと感じます。遊び心に対する許容値も高い。


十和田市の観光バスも花柄にフルラッピングされて、目立って派手はありますがが、しっかり品はあるデザインにまとまっていてとても良いなと思いますね。

少し余談ですが。十和田現代美術館の展示に『ロケーション(5)』という作品があります。この展示は深夜のレストランからハイウェイを眺める。という物なのですが、これ、とても雰囲気が良いんですよ。もちろん建物の中の展示なんですけれども、錯視によりどこまでも道路が続いていくように見えるんですよ。
深夜の高速道路のPAの雰囲気が好き。深夜の道路の独特の雰囲気が好きな人はドハマリすると思います。個人的にも一番好きな作品です。
もし十和田に立ち寄る機会があれば、ぜひ美術館に立ち寄ってもらいたいなと思います。
奥入瀬渓流


そのまま奥入瀬渓流まで足を延ばしました。奥入瀬渓流は、名前そのままですが美しい渓流地帯ですね。十和田市内からは車で30〜40分くらいでしょうか。ちなみに奥入瀬渓流も通行するだけであれば無料です。


渓流沿いを車で走れるようになっていまして、運転しているだけでもとても気持ちの良い場所です。ちょうど昼下がりに行ったのですが木漏れ日の感じが最高でしたね。
日常生活では眠っているマイナスイオンセンサーが強制開眼してしまうくらい、この場所はマイナスイオンで溢れていますね。



水もとても綺麗で、川の流れる音と葉の擦れる音だけ聞こえる。って感じですね。
『もののけ姫』でこの場所見たな。という景色が何キロも続きます。



要所要所で滝もありまして。ちゃんと見るべき箇所などもあったりして本当に良い場所です。
行った時にはまだ紅葉には早かったですが、紅葉シーズンの景色もまた美しいんですよね。とてもおすすめなパワースポットです。

ちなみに、十和田市側から奥入瀬渓流を抜けると、十和田湖に出ます。渓流を見たあとは湖と。自然を大満喫出来るコースとなっています。
おわりに

という感じでゆるっと十和田市と奥入瀬渓流で撮った写真をご紹介してみました。このエリア、散歩して歩くだけでも楽しいです。特に奥入瀬渓流は写真で見るより肉眼で見たほうが美しいので、興味出た人はぜひ足を延ばしてみてください。
コロナになってからは出かける機会もめっぽう減っていましたが、カメラを持ってウロチョロするのはやはり楽しいなと。思い直したりしましたね。
▽使用しているカメラとレンズ