カメラと写真

ミニマルな大人チェキ『FUJIFILM instax mini Evo 』レビュー。

instax-mini-evoレビュー

チェキはエモい。

人気商品の為品薄だった『FUJIFILM instax mini Evo 』が先日購入出来ました。

いわゆるチェキカメラなのですが、機能的にもデザイン的にもクオリティの高いカメラでした。

今回の記事ではこの『FUJIFILM instax mini Evo 』をレビューします。写真撮影の楽しさを思い出させてくれるようなカメラです。


FUJIFILM instax mini Evo

クラシカルでミニマルなデザイン

instax-mini-evo
instax-mini-evo

チェキと聞くとトイカメラ的で、どこかおもちゃ感のあるデザインを想像してしまいますが『mini Evo』はクラシカルなカメラを想起させる大人っぽいデザイン。

質感にも高級感があり、渋めの男性などが持っていてもしっくり馴染むようなデザインになっていると思います。

instax-mini-evo

レンズはf=28mm(35mmフィルム換算)で少し広角気味。明るさはF2.0となっています。

写真を撮る楽しさ

instax-mini-evoで撮影したフィルム

Instax mini Evoは詳細な写真を撮りたいというよりは、その場の空気感だったり雰囲気を切り取れるカメラだなと。

チェキ独特の色味や解像度感は、目で見ていた感覚を良いバランスで脚色してフィルムに残してくれるように思います。

誰しも頭の中で思い出す風景は自分なりに美化されているものだと思いますが、チェキの色味や質感はその頭の中の美化された感じに寄せてくれるって言うんですかね。

普段はXE-3で写真を撮影しているけれど、それとは全然違った写真を撮る楽しさを味わえます。

その場での現像は楽しい

instax-mini-evoのプリントレバー

当たり前だけとチェキだから、撮影した写真をその場でプリントすることができます。

かつてフィルムカメラにあったフィルム転送レバーのようなデザイン。このレバーを開くとプリントが開始されます。アナログな操作感がとても直感的で良い。

instax-mini-evoのプリントの様子
instax-mini-evoのプリントが現像されている途中
現像されたチェキプリント

プリントされたフィルムは最初はとても薄いけれど、時間が経つとだんだん濃くなってきます。

余白にはマジックで文字も書き込めるし、その場ですぐに人に渡すことも。

現像されたチェキプリント

インスタントカメラのように日付が印字出来るのも良いなと思います。

そして何より。こんな風に物として残せるのは良いですよね。普段、写真は撮っても全てPCの中で保存するだけだし。見返すとしてもスマホで見るだけですし。

instax-Rich Modeを搭載

現像されたチェキプリント(日付入り)

このmini Evoにはチェキの中でもハイエンドということもあり印刷品質にもこだわったモデルとなっています。通常とりも色鮮やかに印刷出来る『instax-Rich Mode』を搭載。フィルムへの露光密度を従来の約2倍に高めているんだそうです。

確かに発色が良く、はっきりとした印刷の仕上がりになります。

撮影した写真から、お気に入りだけを

instax mini evo

良いなと思うのが、撮影した写真を保存しておいてお気に入りの写真だけを後から選んで印刷出来ること。

この機能のおかげで撮影ミスでフィルムを無駄にしなくて済むし、納得いくまでお気に入りの写真を撮影することが出来ます。

一期一会的なインスタントカメラのようなのも面白いけれど、やっぱり後から見返して撮り直したり。撮影にこだわれるのは便利です。

全100通りのエフェクト搭載

ミニマルな大人チェキ『FUJIFILM instax mini Evo 』レビュー。
画像引用 : FUJIFILM

フィルムのエフェクトが10通り。レンズのエフェクトも10通りあり、掛け合わせると100通りのエフェクトをかけることが出来ます。

ミニマルな大人チェキ『FUJIFILM instax mini Evo 』レビュー。
画像引用 : FUJIFILM

フィルムエフェクトはセピアやモノクロにしたりなど色味で遊べる感じ。

レンズエフェクトは、ソフトフォーカスにしたり、魚眼にしたりと。ピントや画角で遊べます。

いわゆる『エモさ』のある撮影もこのエフェクトを駆使すれば撮影出来そう。

フィルム交換も簡単

instax-mini-evo

フィルムを交換したい時には裏蓋をパカっと開きます。

instax-mini-evoの裏蓋を外したところ

カートリッジ式になっていて、入れ替えるだけでフィルム交換は可能です。

instax-mini-evoの裏蓋を外したところ

交換する時には黄色のマーカーで向きを合わせます。

instax-mini-evoの捨てフィルム

交換すると最初に捨てフィルムが1枚飛び出します。これでフィルムの交換は完了です。簡単です。

instax-mini-evoのカートリッジ

カートリッジにフィルムは10枚入り。20枚入りのフィルムの価格がAmazonだと1300円前後。1枚あたり65円くらいですね。

instax-mini-evoの底蓋

ちなみに充電は底面の蓋をあけて行います。接続端子はMicroUSB。

基本は縦持ち

instax-mini-evo

チェキのフィルムは縦型だから、カメラで撮影する際も基本は縦持ちです。

ここがちょっと気になる

instax-mini-evo

背面モニターで操作する時も基本は縦持ち。だけれどついつい普通のカメラと同じように横持ちをしてしまって、撮影した写真を選別したいのに、拡大縮小してしまう。ということがけっこうあります。これは慣れな気もしますが、最初は高い確率で操作を間違えてしまいます。

アプリ経由でスマホへの転送も

instax-mini-evoとスマホ

ちなみに専用のアプリをスマホにインストールすることで、スマホと撮影した写真を共有することが可能です。

チェキのスマホアプリ

スマホに送った画像もちゃんと余白のあるチェキ仕様。スマホにデータで残して置けるのは良いですよね。進化してます。

ここがちょっと気になる

ただ、この機能は実際にプリントした写真しか送れないのがちょっと残念。撮影した写真を全部送れたら最高なのにと思いましたが、それをするとプリントしなくなってフィルムが売れなくなるんでしょうね。

チェキとしての魅力も半減してしまいますし。これはこれで良いのかもしれません。

補足 : カートリッジのフィルムが切れた状態で印刷したら、写真が印刷判定になりスマホに送れるようでした。バグっぽいですが、カートリッジ交換の前にスマホに送りたい画像は空印刷をしておくと良いかもしれません。

Amazonで購入したフェイクレザーのケースが割と良い

instax-mini-evoのレザーケース

Amazonで売っていたフェイクレザーの専用ケースも購入してみたのですが、これが割と良い感じでした。

instax-mini-evoのレザーケース
instax-mini-evoのレザーケース
ボタンを外せばスッキリ

フルカバーのケースですが、背面モニター側からパカっと開く構造になっています。特に出し入れなどをしなくてもすぐに撮影出来るのが良いなと。開いた部分が垂れ下がるのが気になるなら、ボタンで切り離せますし。

instax-mini-evoのレザーケース

ケースに入れたままでも、プリントも出来ますし、各種ボタンも操作出来ます。結構使い勝手が考えられています。唯一、充電したい時には一度ケースから取り出す必要があるので、気になる点としてはそのくらいでしょうか。

基本カメラはレンズが傷付いたら終わりなので。しっかり保護出来て良い感じです。

おわりに

instax-mini-evoのプリント写真

という感じで大人が持っていてもサマになるチェキ『FUJIFILM instax mini Evo』を紹介してみました。

とにかく気軽に撮影して、気軽にフィルムにプリントして。出掛けた時にこのカメラを持ち歩きたくなることは間違いありません。

気になった方はぜひチェックしてみてください。

ネットショップなどでは価格は24,000円前後。この記事の執筆時現在は人気のようで予約、次回入荷未定となっています。ちなみに私は注文してから2ヶ月程度で届きましたよ。



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