電子書籍を利用する人は増えていますよね。調べてみたら2021年の電子書籍のシェア率というのは25%程度のようです。今後もこの電子書籍のシェア率は上がっていくことは間違いないでしょうね。
そんな状況を背景に、今使っていない人でも『そろそろ電子書籍を試してみようかな。』と思っている方も多いのではないかと予想します。
メジャーな電子書籍専用端末としてAmazonの『Kindle』があると思うのですが、今ではiPadなどのタブレット端末でも普通に読むことは可能となっています。
そうなると、本を読むという目的で考えても電子書籍端末とタブレット、どっちが良いの?ということが気になってきます。
どちらも書籍端末として使用してみて、どちらにもメリットがあるなと感じましたので、今回の記事ではその辺りの情報をシェアしたいと思います。
KindleとiPadで電子書籍を読むのはどちらが適しているか?
という訳で今回の記事はKindleとiPad。どちらの方が電子書籍として優れているか考えてみました。という内容です。
比較する端末は『Kindle Paperwhite』と『iPad mini 6 』です。
Kindle Paperwhite優れている点
・本体が軽い
・価格が安い
・書籍のみに集中しやすい
・目に優しい
・充電持ちが良い
・防水だからお風呂で使える
iPad mini 6 の優れている点
・文字が黒いし綺麗
・表示切替がスムーズ
・動作がサクサク
・カラー表示だから雑誌も楽しめる
・iPad mini はオールインワン
ざっとそれぞれの優れている点をピックアップするとこんな感じに。この中から掘り下げて注目していきたいポイントを書いていきたいと思います。
携帯性について
Kindle paperwhite は軽い
まずKindle paperwhiteの長所として本体重量が軽いという部分がありますね。重量は184g。この重量は片手で持っても全然疲れない重さだなと思います。そして単純に軽いと鞄に入れて持ち歩いても荷物にならなくて良いなと思いますよね。
とは言え今回比較対象にしているiPad miniが重いという訳では無いです。(重量298g)
片手で持って読むことも出来ますが、とは言えこの重さだと片手で長時間だとちょっと疲れるかなという具合。
本体サイズは結構違う
Kindle paperwhiteの本体サイズは『160 mm x 113 mm x 8.7 mm』
iPad mini 6の本体サイズは『195.4 mm × 134.8 mm × 6.3 mm』
サイズを比較すると一回りくらい差があるかなと思います。
スペック上の充電持ちはどちらも同じくらい、だけど感覚的には
Kindle paperwhiteとiPad mini 6それぞれのスペックシート上でのフル充電時の最大連続稼働時間は10時間。どちらも同じ値となっています。
とは言え、Kindleは起動せずに放置している間の充電持ちがかなり良いです。iPhoneもそうですがiPadで操作せずに放置していても充電って徐々に抜けていくと思うのですが、それが極めて少ないんですよね。
例えば、一週間放置して電源入れても全然充電が数%しか減っていないイメージですね。
使用感について
iPad miniの方が文字の黒が濃いし綺麗
画面の仕様としてKindle paperwhiteは『E-ink技術』を採用した電子ペーパー。 iPad miniは液晶です。
この画面仕様の電子ペーパーと液晶の違いは大きいと思います。比べるとiPad miniの方が文字の黒が濃くて読みやすいなというのが印象。これは画面の解像度の違いもあると思いますが。
ページ送りの表示切り替えが全然違う
Kindle paperwhiteはページ送りの際に画面が消えては付くという動作なんですよね。これは電子ペーパーの宿命ではあります。そしてこの切替の速度はスマホなどに比べると若干もたついています。体感値、結構遅いです。
対してiPad miniはスクロールが出来ますので、ヌルヌルとページを送りをする事が出来るんですよね。もちろん動作も早いです。
スマホのスクロール感とか、表示切替速度に慣れてしまっていると、このKindleの表示切替感と速度は結構ストレスとして感じるのではないかなと思いますね。
夜に読むならKindle paperwhiteの方が目に優しい
部屋を暗くして夜に読むならKindle paperwhiteの方が良いんですよね。単純に電子ペーパーは画面が発光している訳では無いので目に優しいです。
液晶の強い光が目に直接入ってしまうと、脳が覚醒してしまうらしいので、寝る前のiPad miniによる読書はあまりおすすめしません。
Kindle paperwhiteには防水性能がある
お風呂で読むならKindle paperwhiteですね。防水性能(IPX8等級)が付いています。
現状にiPadシリーズは水濡れに対応していませんので、これは比較して大きな性能の違いと言えるかなと思います。
画面がカラーだから雑誌はiPad mini
Kindle paperwhiteでも雑誌は読めますが、もちろんモノクロです。雑誌の読書に関しては言うまでもなくカラー表示のiPad miniの方が断然優れていますね。
Kindle paperwhiteでの雑誌の読書は正直堪え難いものがあるかなという感じ。
集中性と便利性は天秤
IPad miniはオールインワンなので、動画でもネットブラウジングでも何でも出来る訳です。対象にKindle paperwhiteでは基本、本しか読めません。
これは捉え方にはなりますが、本当に読書に集中したいという人にはKindle paperwhiteの方が適していると言えるかもしれませんね。
iPad miniには通知も届きますし。悪い意味で捉えると集中を維持するのが難しい端末とも言えると思います。誘惑が多いと言いますか。
どういう読書スタイルをしたいかで選んでみるのもアリかもしれません。
価格について
この2台のデバイスは価格差も大きいです。
Kindle paperwhiteは16,980円〜
iPad mini 6は69,080円〜
電子書籍が読めるという部分だけで共通していますが、KindleとiPadではやれる事が全然違います。値段の差はどうしてもありますね。
という訳で上記の事柄かられぞれのデバイスがどんな人におすすめなのか考えてみます。
Kindleがおすすめな人
・予算を安く済ませたい。
・読書に集中したい、読書量も多い
・Kindleだけ読めれば良い
・雑誌は読まない
・お風呂でも読みたい
・寝る前にも読みたい
iPadがおすすめな人
・操作性の気持ちよさにこだわりたい
・カラーで雑誌も読みたい
・一台で色々な事がしたい
こんな感じでしょうか。
おわりに
という感じでKindle paperwhiteとiPad miniの使用感の違いを簡単にご紹介してみました。もしKindleを購入する時はAmazonのセール時が狙い目です。普通に半額になったりしますで。ぜひ参考にしてみてください。
最後に個人的な感想と使用感だけでで言えば、iPad miniで良いな。というのは正直なところで思っています。やっぱり画面も綺麗ですし、常にiPad miniは持ち歩いているので結局Kindleを持っていてもiPadしか使わなくなってしまっているんですよね。
よほどKindleデバイスが進化しない限りはiPadで良いよな、という印象。
さらに個人的な電子書籍に対する考えを言えば、『紙の本の方が優れているな』と思っているんですけれどね。それはまた別な機会に記事としてまとめてご紹介したいと思います。