関家具という会社をご存じでしょうか。オリジナル家具を開発、日本全国の家具屋さんやインテリアショップに卸している家具メーカーです。
デザインも良くて、価格も高すぎず、商品開発力もとても凄い。それが関家具です。
アパレルに例えて。ニトリやイケアがユニクロやしまむらにあたるなら、関家具はビームスやユナイテッドアローズみたいな感じでしょうか。オリジナルなブランドも展開しつつ、セレクトショップのような一面も持っています。
今回の記事ではそんな関家具の凄さ、そして多数に展開する家具ブランドを一気にご紹介したいと思います。
関家具の凄さと展開ブランドのまとめ。
関家具の凄さ
まずブランドを紹介する前に関家具がいかに凄いかを簡単にご紹介します。

商品開発力の高さ
手がけているブランドの数は32。ほとんどのブランドから毎シーズン新作が発表され、その商品開発力には他を寄せ付けないものがあります。
後述しますが、ソファに使用するレザーみたいな布『レザーテックス』も関家具独自のものもあります。
創業以来53年黒字経営

創業以来53年間、現在まで黒字経営が続いています。シンプルに偉業。
福岡県は大川市という街に本社があるのですが、ひときわ目立つ社屋が建っています。
家具卸業界売上日本一
家具の卸業界の売上高でも日本一の業績となっています。圧倒的なシェアを誇ります。
関家具のブランドまとめ
そんな実績を文字に起こしても凄い関家具が手がけるブランドをご紹介していきたいと思います。
CRUSH CRASH PROJECT
この企画こそ最大の強み。『CRUSH CRASH PROJECT』です。『CRUSH CRASH PROJECT』の中には複数の個性が違うブランドがあります。

Knot antiques

古材やスチールを組み合わせ、いわゆるインダストリアルな雰囲気が漂うのが『Knot antiques』ビンテージ系の家具、ラフで気取らない感覚の家具が好きな人にはおすすめのブランドです。ミッドセンチュリー時代の家具のリプロダクト品もラインナップされています。
インダストリアルなインテリアの先駆けであり、この『Knot antiques』というブランドが世の中にこのスタイルを広めたと言っても言い過ぎでは無いと思いますね。そのくらいインパクトがありました。
Easy life

オーク材を使用した家具を中心としたラインナップのブランド『Easy life』
ナチュラル系の家具が好きな人におすすめなブランドです。良い意味で可愛すぎず、モダンな雰囲気を感じるデザインも多く。現代のインテリアシーンでかなり使いやすいブランドだと思います。
NOR

北欧のビンテージ家具のエッセンスが取り込まれたブランド『NOR』着色のブラウン色が独特の雰囲気を作り出します。ウォールナット系の家具とも合わせることが出来ると思います。
yuu

あえて木材を使用せず、大理石やスチールを多用することで無機質なテイストが漂うのが『yuu』というブランドです。モダンなインテリアが好きな人におすすめです。
tabu

使い込むほどに味が増していくレザーを使用したソファを揃えているのが『tabu』というブランドです。オイルレザーを使用した製品も多く、革製品が好きな人におすすめです。デザインの特徴としてはビンテージ感が強いと思います。
と、ここまでが『CRUSH CRASH PROJECT』の家具シリーズです。関家具にはまだまだブランドの展開があります。
RELAX FORM

レザーテックスを使用したソファを展開するのが『RELAX FORM』というブランドです。レザーテックスは布でレザーのような風合いを再現した特殊素材。通気性などの性能も良く、機能素材として注目されています。L字型のカウチソファも多くラインナップされています。広いリビングにソファを大きく置きたい人にもおすすめです。
NO WHERE LIKE HOME

北欧のライフスタイルを日本の住環境に取り入れたブランドが『NO WHERE LIKE HOME』洗練されたデザインの家具が多く、シンプルなデザインが好きな人にもおすすめです。デザインの割に価格がお手頃なのもグッド。
&Craft

『NO WHERE LIKE HOME』のインブランド。チーク材を使用した家具を揃えるのが『&Craft』というブランドです。チーク材のも木目は美しく、その木目を最大限に楽しむ為にあえて無塗装仕上げとなっています。
NIPPONAIRE

『NIPPONAIRE』は日本産にこだわった日本製の家具のブランドです。無垢材とスチール脚の組み合わせのダイニングテーブルなど。スタイリッシュでモダンなデザインの家具が多いのが特徴ですね。正直、日本製はやはり作りの精度は高いと思います。
nora

可愛いフォルムでほのぼのとして雰囲気が漂う家具が多いのが『nora』というブランドです。価格帯的にも少しリーズナブルな設定、全体的なサイズ感もコンパクトになっているので、一人暮らしや二人暮らしな人にもおすすめ出来るブランドです。
MOKUBA

一点モノ。一枚板のダイニングテーブルを製作出来るのが『MOKUBA』というブランドです。一枚板ということで価格も跳ね上がってはしまいますが、世界に一つだけの物を所有することが出来るのは格別。レジンを流し込んだテーブルもあり、アーティスティックなテーブルもラインナップされています。
ezbo

パーツを組み合わせて収納家具をカスタムして作ることが出来るのが『ezbo』というブランド。拡張性がとても高く無限に広げていけるような家具となっています。デスクを構築したり、クローゼットを構築することも。耐荷重も100kgまでと丈夫な作りです。
Ergohuman

人間工学に基づいた設計のデスクチェアシリーズを展開するのが『Ergohuman』というブランドです。見た目から座り心地良いんだろうなと感じさせる高機能チェアですね。
SLEEP WELL

『SLEEP WELL』は関家具オリジナルのマットレスブランドです。サイズはもちろんですが、厚みのバリエーションもかなり豊富なのが特徴です。ポケットコイルのマットレスが中心としたラインナップとなっています。
GELTEX

ドイツ製の高機能なマットレス『GELTEX』の日本代理店も関家具が担っています。このゲルテックスというマットレス、とても軽い素材で出来ており、例えばマットレスをひっくり返して湿気などを逃すということもとてもしやすい作りとなっています。
To meet

関家具のブランドの中でもかなりリーズナブルな家具が多くラインナップされているのが『To meet』です。無垢材を使用していながら価格が安価に抑えられている製品もあります。あんまり世に広まっていないブランドなので、探してみると掘り出し物もあるかもしれません。
デザインに関しては物によっては少しレトロに見えてしまう物もあるのかな、という印象ですね。
To meet 商品カタログ ▷ダイニンング / ▷リビング
COMFY

レストランやホテルなど、商業建築に合わせることをイメージした家具を展開しているのが『SSD COMFY』というブランドです。椅子がメインですね。
公共施設向けということもありシンプルなデザインが多いですね。一般家庭にも使えるアイテムも多いと思います。あまり表に出てくるブランドでは無いので、誰かと被らない物が欲しいという人には結構狙い目かと。
その他 etc

紹介しきれていないですが、この他にも細かなブランドが多数展開しており、全部で32ブランドも手がけています。中にはゲーミングチェアのブランドも。この数のブランドを抱えているのはシンプルにすごいことだと思いますね。
おわりに
という感じで、関家具の展開するブランドをご紹介してみました。関家具の家具は選べるバリエーションも豊富なので、引っ越しだったり、新築だったりの際には商品ラインナップを覗いてみて欲しい会社さんです。デザインも良いものばかりなので。
私が普段紹介しているコーディネート系の記事でもよく関家具のインテリアは登場しております。ぜひコーディネートの特集も合わせて読んでもらえたらと思います。