今回の記事は個人的に一番参考にしているデザイン教本の紹介です。
デザイン系の作業をしている時に、『なんか収まり悪いんだよなー』と感じる事がよくあります。
『これじゃない』とはわかっているんだけれど、『どう直したら良くなるのか』はわからない。という沼ですね。
そんな時に今回紹介する、本のシリーズを開くと解決方法が見つかりやすいですよ。
おすすめのデザイン教本『けっきょく、よはく。』シリーズ
という訳で今回ご紹介するのは、デザイン教本。
『けっきょく、よはく。』『ほんとに、フォント。』『あたらしい、あしらい。』の3冊です。
この本のシリーズの『ここが良い。』
デザイン教本と言っても、PCやアプリの操作を教えるたぐいの本ではありません。
基本的には3冊とも、レイアウトの画面構成のバランスの取り方を教えてくれる内容となっています。
『おしゃれ』に見える。そう感じるのは何故か?
という部分が具体例と共に紹介されています。
この手の本によくある『エクセルで作ったようなデザインが、ほら綺麗になりました。』
という感じの内容では無いのが、この本の良いところでして。
基本的に3冊とも、『NG』例と『OK』例が見開きに並んでいる構成で書かれています。
『NG』例とされているのも、別に成立しているようにも見える。だけれど、『OK』例を見ると、こっちの方が良いよねとなるんですよね。
つまりは、30点のデザインが70点になりますよ。という内容では無く。70点のデザインが90点になりますよ。という内容だなと。
一番難しい『ニュアンス』みたいな感覚を視覚化しれくれているなと思います。
以下でそれぞれの本を簡単にご紹介します。
けっきょく、よはく。
余白をとると綺麗に見える
タイトルの通りですが、余白をとると綺麗に、狙ってデザインされているように見える。という訳です。
デザインしているとついつい、画面一杯に情報を詰め込みたくなってしまいますが、それが『何か違う感』の1番の正体でもあるんですよね。
この本を読んでから、余白を凄く意識するようになりました。
デザインのごちゃつき感の謎が少しわかった気がします。
ほんとに、フォント。
デザインに合ったフォント選び
デザインの雰囲気に合わせたフォント選びの指南書です。
フォントによって伝わる印象って変わりますよね。フォントの見せ方や色使いによって、1番伝えたい部分が不思議と最初に目に飛び込んできたりとか。
余白の次はフォントを整理すると、デザインにまとまりが出ます。
あたらしい、あしらい。
細部のディティールにこだわる
あしらいとは、デザインの装飾や細部のディティールを指します。先に紹介した『余白』、『フォント』の複合編というイメージの内容だと思います。
情報量が多いチラシやリーフレットなどの整理術が具体例と共に紹介されていますよ。
一つの題材に対してデザインパターン複数個提案されています。見ているだけでもデザインパターンの引き出しが増えるのかなと。
まとめ
という感じで、個人的に一番参考にしているデザイン教本をご紹介してみました。
この本、個人的にはブログのサムネやトップページの素材作り。知り合いのお店や会社のデザイン業務を頼まれり事もあるのですが、そんな時にすごく重宝しています。
まあ、当たり前ですがデザイン本を読んだからと言って急激にデザイン力が上がる。という訳では無いんですけどね。
ただ、読むと確実に思考がクリアになり、デザインを良くするアイディアは湧きやすくなると思います。
私のように、作ったデザインに対して『なんか違うんだけど、何が違うんかなー。』となる人には特におすすめです。
『余白』に注目して、『フォント』を考えて、『あしらい』を意識する。
とりあえずこのステップで、なんとかなるかなと。
本格的なデザインをしない方でも、例えば会社での資料作りの時にも役立つ考え方が詰まっていると思います。
デザイナー以外の方も読んで損無しな内容だと思いますよ。
興味が出た方はぜひチェックしてみてください。
3冊の中で、どれか1冊しか買えないなら『けっきょく、よはく。』がおすすめです。