引っ越しをすると家具を新調したくなりますよね。でも、
いざ家具を選ぼうと思っても何を基準にして良いのかわからない。
そんなふうに迷ったことはないでしょうか?
インテリアショップのディスプレイや雑誌などを見て、全ての家具をその通りに一新出来るならそれもアリだと思いますが、
実際は、今まで使ってきた家具を混ぜながら家具を買い足すことが多いですよね。
選んだデザインが果たして部屋に合うのかなと。不安になる人もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、そんなふうに家具を選ぶ時にどんなポイントに注意すべきかをまとめたいと思います。
ポイントは家具の持つデザインの要素を『モダン』か『ナチュラル』かで見極めることにあります。
家具を選ぶ時にチェックしたいポイント『モダン』と『ナチュラル』
部屋の印象は大きく分けて『モダン』と『ナチュラル』があります。
もちろん、この他にも色々な家具スタイルがありますが、ここではざっくり大きく分けて『モダン』と『ナチュラル』とします。
それぞれのスタイルのイメージを言葉にすると、
スタイリッシュでシャープ。カッコイイ。知的なイメージ。
丸みがあり柔らかい。優しく明るいイメージ。
こんな感じでしょうか。
じゃあ、自分が気になっている家具は『モダン』なのか、『ナチュラル』なのかを見極めるにはどこを押さえれば良いのか。
それは家具の細部のデザインの要素にあります。
『モダン』はシャープ、『ナチュラル』はラウンド
例えばテーブルの角。ここが四角くエッジが立っているようであれば、それは『モダン』なデザインが強い家具となります。
反対に角が丸く、アールが付いているようなデザインであれば『ナチュラル』な要素が強い家具のカテゴリに入ります。
何となくイメージしていただけますでしょうか。
白木なカラー同士でも、角の線がはっきり出ている方が『モダン』な印象になります。角が丸い方が、より『ナチュラル』な印象を作りやすいです。
さらに言えばテーブルの脚などのデザインが線が細くなればなるほど『モダン』な印象になりますし、線が太くなればなるほど『ナチュラル』な印象に寄ります。
例えば極端ですが、丸みのある可愛らしい学習机を使って、シャープでスタイリッシュな雰囲気を演出するというのはちょっと難しいものがあります。
もちろん全ての家具にこの見方が当てはまる訳ではありませんが、どんな家具が部屋に合うのか全くわからない。という人であればこの法則を使ってみて欲しいなと思います。
色を統一する。というのは何となく皆さん押さえているポイントですよね。
さらにここでご紹介したデザインの要素『シャープ』か『ラウンド』か。
ここを押さえると、より統一感を作る事が出来ます。
異素材が入っていたら?
家具には木材の他に、アイアンなどの金属を使ったものもあります。
この場合も同じです。
その家具の持っているイメージが『モダン』か『ナチュラル』かを見極めます。
例えば、デスクの引き出しにアイアンが使われていた場合、その引き出しのアイアンが角ばっていたら『モダン』
丸みのあるデザインであれば『ナチュラル』と振り分けて大丈夫です。
さらに言えば、共通の素材で統一するとコーディネートはまとまりやすいですよ。
ダイニングテーブルの脚がアイアンなら、リビングテーブルの脚もアイアンで揃える。といった感じですね。
どっちか判断出来ない家具は?
世の中には色々な家具が無数に出ていますので、『モダン』か『ナチュラル』かわかないよ。そんな時もあると思います。
すぐに判断が出来ず迷うという事は、どちらの要素も持っているということ。
おそらくそういう家具は大抵の場合『モダン』な空間にも『ナチュラル』な空間にも合わせる事が出来ると思いますので、
どっちにも合わせれらる家具。と思ってもらえればと思います。
例えばこのダイニングテーブルも、天板は丸みがあるけれど、足は細い金属脚。
『モダン』と『ナチュラル』の要素をどちらも持っているような家具です。
逆に言えば、こうしたどちらの要素も持っているような家具を混ぜていくと、スタイルの微妙な調整が出来たりします。
例えば、基本は『モダン』が良いけれど、コテコテにカッコイイ感じにはしたく無い。
という時は、『モダン』と『ナチュラル』のどちらの要素も持っているような家具を混ぜていくとバランスが取れますよ。
どんな空間に住みたいかイメージする
ここまでご紹介したように、デザインの要素で部屋や家具の印象は『モダン』になったり、『ナチュラル』になったりと変化していきます。
最初にイメージしてもらいたいのは、どんな部屋に住みたいか。
その空間でどんなふうに暮らしたいかをイメージしてから家具を選び始めるのも大事だと思います。
その上で、今自分が所有している家具は『モダン』なのか、『ナチュラル』なのかを見極めてから家具を買い足すと、『あれ、イメージと違ったな』という事が減ると思いますよ。
とはいえ家具のコーディネートは自由な世界
ここでご紹介した選び方は、どんなふうに選んだら良いのか全くわからないよ。という方に向けた教科書的なアプローチの方法です。
とはいえ極論、家具のコーディネートには正解がありません。音楽や絵画に似た所があると思っていまして。
究極は、住う人が居心地が良いと思う空間なら、他人に何を言われようがそれが正解だとも思います。
今回ご紹介した選ぶ上でのポイントも参考にしてもらいつつ、とらわれ過ぎずに選ぶのが良いと思います。
コーディネートは加点方式だと思います。
例えば、一つ全く違う要素が入ったからと言って、0点にはならないということです。
デザインの要素やスタイルを統一する事で、自分が目指すスタイルに向かって少しずつ点数を積み上げていくようなイメージだと思います。
趣味や好きなものを混ぜながら、楽しんで家具を選んでもらうのが一番だと思いますよ。
まとめ
という感じで今回の記事で家具の選び方のポイントをご紹介してみました。
家具を買い足したり、選ぶ時の参考にしてもらえたらと思います。