照明

白色と暖色。どの色のLED電球を選んだら良いの?について。【居心地の良い部屋作り】

LED電球の『色味』について。

このブログでは、照明を紹介する度に、電球はLEDにした方が良いよ。と何度か主張してきました。理由として、最近のLED電球は数年前とは違い価格も買いやすい値段になっています。そもそもLED電球は消費電力が圧倒的に少ないので、電気代も節約出来ます。

コスト面だけでなくLED電球自体の作りも進化していまして。以前のLED電球は光は直線的に光が飛ぶものが多かったのですが、最近は光の広がり方が自然な物も増えています。

ならばLED電球を買いに行こう。と、いざ電気屋さんに行ってLED電球をチェックしてみると3つの電球の色の種類がある事に気づきます。

どれ選んだら良いの?

今回の記事では、そんなLED電球の色選びについて簡単に紹介してみます。

部屋の電球の色味で部屋のす過ごしやすさも変わります。外出自粛で部屋に居る時間が長い今だからこそ、ぜひ参考にしてみてください。


LED電球の3つの色味

LED電球には主に3つの色味がります。

『電球色』『昼白色』『昼光色』

これらの違いは電球が放つ『波長』によって分けられています。光の波長を色に置き換えた数値が『色温度』と呼ばれる値です。

ケルビン(K)という利き慣れぬ単位を使うのですが、ざっくり言うと、このケルビン値が低ければ『温かみ』を感じ、高ければ『冷たさ』を感じます。

白色と暖色。どの色のLED電球を選んだら良いの?について。【居心地の良い部屋作り】

簡単に作ったイメージを用意しました。

電球色(でんきゅうしょく)

白色と暖色。どの色のLED電球を選んだら良いの?について。【居心地の良い部屋作り】

電球色は最も色温度が低く温かみを感じる色味です。オレンジ色に見える光ですね。白熱電球の色を再現した光と言えます。

昼白色(ちゅうはくしょく)

白色と暖色。どの色のLED電球を選んだら良いの?について。【居心地の良い部屋作り】

昼白色は最も自然な光の色味です。昼間の部屋の雰囲気と表現するのが1番近いですかね。

オレンジ過ぎず、青過ぎず、中間的な色味だと捉えても大丈夫です。

昼光色(ちゅうこうしょく)

白色と暖色。どの色のLED電球を選んだら良いの?について。【居心地の良い部屋作り】

昼光色は色温度が最も高く、白く青味の強い電球です。

青い光は集中力を高める光と言われています。デスクや仕事部屋の光の採用すると良い色味です。

ざっくり説明するとこんな感じでしょうか。

リラックスしたいなら『電球色』、集中したいなら『昼光色』

電球の色味がわかったところで、じゃあ実際に部屋に取り入れる時にどれを選べば良いの?という事ですが、

リラックスしたいなら『電球色』

集中したいなら『昼光色』

と考えて問題無いと思います。

電球色

白色と暖色。どの色のLED電球を選んだら良いの?について。【居心地の良い部屋作り】

電球色のオレンジ色の色味はリラックスしたい場所や寛ぎたい部屋に適しています。食事を美味しく見せる色味ですので、ダイニングテーブルの上などにも向いていますよ。

リビングやダイニング、寝室など。『リラックス』を求める部屋には『電球色』のLED電球を選びましょう。

昼光色

白色と暖色。どの色のLED電球を選んだら良いの?について。【居心地の良い部屋作り】

昼光色の白く青い光は、脳を覚醒させ集中力を上げると言われています。ですのでデスクや仕事部屋には『昼光色』の電球を選ぶと良いですよ。

余談ですが、昼光色の光だと料理も美味しく見えませんし、洗面台に使うと鏡に映る自分の顔の血色も悪く見えてしまいます。洗面台に青い光を使っていると、毎朝見る自分の顔が疲れて見えるので、『自分は疲れている』という錯覚が生まれ、本当に具合が悪くなる事があるそうです。

たかが光ですが、結構心理的にも作用するんですよね。

白色と暖色。どの色のLED電球を選んだら良いの?について。【居心地の良い部屋作り】
白色と暖色。どの色のLED電球を選んだら良いの?について。【居心地の良い部屋作り】

写真の手の色も光の具合で、ずいぶん血色の印象に差がありますよね。

とは言え、『電球色』だけだと部屋は若干暗く感じます。お子さんなどが居るご家庭など、そこまでムーディーにしなくても。という方や、逆に『昼光色』が青過ぎて落ち着かない。と感じる方は『昼白色』の電球に変更すると良いと思います。

『昼白色』は調整用と捉えても問題無いと思いますよ。

白色と暖色。どの色のLED電球を選んだら良いの?について。【居心地の良い部屋作り】

ちなみに私は基本的に部屋中ほぼ電球色にしていますが、デスクライトだけ『昼光色』の電球を使っています。

光の色味によって体感時間は変化する

雰囲気のある居酒屋やバーは99%電球色の光を使っていると思います。これには理由があって、我々人間は色温度がオレンジ色に近いほど、体幹する時間も長くなる為です。オレンジ色の光の場所に居ると、なんとなく眠くなってくる感覚ってありませんか?

逆に言えば光が『青く』なるほど、体幹時間は早くなります

想像してみてください。白い蛍光灯が光っている場所にムーディーさを感じるでしょうか?感じないですよね。逆に、牛丼チェーン店などの『回転率』を上げて利益を出したいお店などは、あえてムーディな雰囲気を出さないように、昼白色の電球を採用している所が多いです。

好きな人とデートしたり、楽しみにしていた話題の映画をみたりしている時間はあっという間に過ぎるのに。退屈な仕事や、長い会議、結婚式の長めのスピーチ。こうした時間は実際の経過時間より長く感じるものです。

人間の体感時間とは、意外と曖昧なものなんですよね。

白色と暖色。どの色のLED電球を選んだら良いの?について。【居心地の良い部屋作り】
電球色
白色と暖色。どの色のLED電球を選んだら良いの?について。【居心地の良い部屋作り】
昼光色

写真は電球の色味だけを変えて比べたものです。

結構雰囲気変わると思いませんか?

『電球色』だと、どことなくリラックス出来そうですし、『昼光色』だと、どこか冷たさを感じます。

電球の『色味』って面白いですよね。

まとめ

という感じで、LED電球の色味の選び方について簡単にご紹介してみました。

リラックスしたい時は『電球色』

集中したい時は『昼光色』

これで問題ありません。

最近は外出自粛で家の中で過ごしている方も多いと思います。電球の色味をチューニングするだけでも、過ごしやすさが変わると思います。

ぜひ参考にしてみてください。



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