コラム

フリーランスは複合力が大事だと思う話。何でも色々やってみよう。【フリーランス仕事の広げ方】

2019年の3月に前職の会社を退社し、その後、4月からフリーランスとして働いています。独立から約半年の時間が経りました。仕事を受注していく上でフリーランスって【複合力】が大事だなと思っています。今回は、私なりの仕事の広げ方について記事にしたいと思います。今回はどちらかというと、フリーランスで働いてる人向けだと思います。

まず私の簡単な経歴ですが

  • 2008年 岩手県立産業技術短期大学校卒 デザイン科 プロダクトデザイン専攻 
  • 2009年 東京の空間デザイン会社へ就職
  • 2010年  退社後、岩手に戻り、インテリアショップでアルバイトを始める
  • 2014年  アルバイトから店長へ
  • 2019年  退社、独立へ

といった感じです。

2019年の4月からはフリーランスのインテリアコーディネーターとして働いています。

個人的なフリーランスとしての悩みの1つは、受注までのきっかけをどうやって作るか。ということ。

この事に関して、まだ半年しか経過していませんが、自分なりの仕事の広げ方・展開の仕方についての考えを書きます。

私が大事にしているのは、【複合力】です。

複合力とは

複合力というのは『1つの事に縛られず、色々とこなせる力』と捉えています。要は、出来そうな事は何でもやってみる【何でも屋】的な考え方です。

職業の掛け合わせ。【メイン】と【サブ】を持つ。

私の場合ですが、インテリアコーディネーターとしての仕事が【メイン】ですが、

その他にも『グラフィックデザイン』や最近だと『動画編集』など【サブ】の仕事も受注しています。

何でもやると、全部中途半端になりそう。と感じる人もいるかもしれませんが、あくまで武器となる専門的な分野も持った上での話です。私の場合だと、インテリアコーディネーターを軸にして、その他の分野の仕事を拡張しているイメージです。

インテリアコーディネーター【メイン】 × グラフィックデザイン【サブ】

例えば、クライアントさんとインテリアの仕事をさせて頂いた時に、チラシや名刺などの印刷系の事も出来ますよ。と営業をする事があります。

インテリアの事だけだと、仕事を完結したら一旦そこで終了してしまいますが、さらにそこから提案出来れば仕事を拡張する事が出来ます。

余談ですが、経歴をみてもらえば分かる通り、私は『グラフィックデザイン』としては会社で勤めながら行った経験はありません。学生時代に習った経験のみです。とは言っても、デザイン科の学生時代には【プロダクトデザインコース】という工業製品などのデザインを学ぶコースに在籍していました。

グラフィックデザインソフトの操作方法などは学校で学びましたが、その他の細かな技術に関しては、ほとんど独学です。

学校に通っていないから、経験が無いからと、萎縮してしまう人もいると思います。私も以前はそうでした。ですが今の時代、学校などに通わなくても第一線のプロとして活躍している方はザラにいると思います。

自分の中の価値をしっかり提示できれば、独学でも未経験でも、それで良いと思います。

大事なのは『顔』が分かること

もちろんクオリティも大事です。【サブ】の分野でも、しっかりと勉強する必要もります。

でも、同じくらい大事なのはコミュニケーションだったりするのかなと。思ったりしています。

一度仕事をした人とは、次の仕事も上手く行くという、安心感も生まれると思います。

人柄を知らない相手より、顔の分かる人にお願いしたいのは人間の心理ですよね。逆の立場で考えたら私もそうです。

顔の分かる相手と、違う分野の仕事も出来る。という事がクライアントにとって『安心』という価値を生み出せると思っています。

違う分野を組み合わせると個性も作れる 

複合力の掛け合わせによって他社には無い【個性】を作る事も出来るなと思っています。

例えば

料理人 × ダンサー

みたいな人が居た場合【踊れる料理人】という異名が付きますよね。これが個性だと思います。

この例えは極端な例ですが、私が次に挑戦したいと思っている事は次の例。

インテリアコーディネーター × 動画編集

【動画を撮れるインテリアの人】

この場合だと、ハウスメーカーさんなどのインテリアの様子を撮影して、YouTubeなどの広告宣伝用の動画を作成する所まで提案出来るかもしれません。

通常、2つの業者に頼んで居た事を、1人に任せられる。これもクライアントにとっては大きなメリットを提示出来ていると思います。

これからの専門性と個性

これからの時代って以前より『専門家』とか『資格』みたいな物の価値が下がっていくように思っています。その気になってインターネットでググれば専門的な事でも何でも出ててくる時代です。知識はその気になればいくらでも調べられます。

大事なのは、その知識を使って何を提案出来るかだと思います。

専門的な【メイン】分野と、違うジャンルの【サブ】分野を掛け合わせる事で【個性】を作れれば、同業者との差別化を図るオリジナルな提案が出来ると思います。

【サブ】から【メイン】の動きも生まれる

掛け合わせの仕事を意識していると、【サブ】として声がかかった分野から【メイン】の分野の仕事へも繋げる事も出来たりします。

【サブ】があればあるほど仕事につながる『チャンス』は増えると思います。

実体験として、私の名刺は自分でデザインした物を使っているのですが、それを見て名刺やロゴデザインを依頼して頂いた事があります。

そこからさらに、インテリアの提案などへ繋げていたりもします。

色々なジャンルの仕事をするという事

デザインオフィス『nendo』のデザイナー『佐藤オオキ』さんという方がいます。佐藤オオキさんが手がけられているのは、グラフィックからプロダクト、建築まで。それぞれのデザイン分野全てにおいて、世界中で活躍されています。

日本だと、色々な仕事をしている事をネガティブに捉えられる意見もありますが、海外では色々なジャンルで沢山の仕事をしていると『頑張っている奴』と褒められるそうです。

そもそも、昔のデザイナー達、『イームズ』や『イサム・ノグチ』などはグラフィックもプロダクトも建築も。何でもこなしていました。歴史に名を残した先人達は何でも興味を持ってこなしていた。その姿勢を忘れずに見習いたいなと思ったりしています。

『ビル』と『山』

専門分野1つだと、『ビル』のようなイメージ。地震が来たら崩れてしまうかもしれません。

複合的に色々な分野を出来る場合は、『山』のイメージ。『山』は、ちょっとやそっとの地震では崩れない丈夫さがあると思います。

【複合力】を持つ事は、まさにこんなイメージかなと。私はそんな働き方とスキルアップを目指したいなと思っています。

まとめ

フリーランスは複合力が大事だと思う話。何でも色々やってみよう。【フリーランス仕事の広げ方】

という感じでフリーランス、自分なりの仕事の広げ方。【複合力】というテーマで記事にしてみました。

いつもとちょっと違う内容でした。こういった【思考法】みたいな事は書くのが難しい。

記事の内容で伝えたかった事は、実体験として『色々やってみると確実に仕事の幅は広がるよ』という事です。

せっかくフリーランスをやっているので、今後はこういった思考法や自分なりの考えみたいな物を書いていきたいかなと。自分に言い聞かせる意味も込めて。

実際、新しい分野の勉強をする時は大変だったりしますが、基本を習得すれば確かな自分の武器になると思いますので頑張りたいものです。

最後に、今回の内容の考え方に影響を受けた方の本をご紹介します。



同じカテゴリーの記事