本のコト

自分にオススメの本が送られてくる。レコメン堂から届いた本。「BE YOURSELF NO MATTER WHAT THEY SAY!」

2019年7月末、盛岡のイカした本屋「BOOKNERD」でとある企画に参加しました。それは、世田谷の本屋『SNOW SHOVELING』の中村さんが自分におススメな本を選んでくるれるという「レコメン堂」という2つの書店のコラボ企画。

今回はどんな本が届いたか、そして、その本を読んだ感想など。ご紹介したいと思います。


レコメン堂

「レコメン堂」とは何か?世田谷の本屋『SNOW SHOVELING』の中村さんと10分間の対話をして、その対話の中から自分に贈る本を選んでもらうという企画でした。

対話の前にアンケートも記入しました。うろ覚えですが、そのアンケートの

内容はこんな感じでした。

  • 名前 → 室岡卓
  • 職業 → インテリアコーディネーター
  • 最近興味のある事→ネットの可能性
  • 好きなアーティスト→BUMP OF CHICKEN / RADWIMPS / oasis
  • 好きな作家→坂口恭平 / 松浦弥太郎 / 森見登美彦
  • 好きな本→独立国家の作り方 / 日々の100 / 終末のフール
  • 好きな映画→サマータイムマシンブルース

他にも質問はあったと思いますが、だいたいこんな感じで答えたと思います。

アンケートの後、約10分間の対話をしました。アンケートをなぞりながら色々な話をしました。4月に九州まで旅に出た話などもしました。

2週間後、本が届いた

自分にオススメの本が送られてくる。レコメン堂から届いた本。「BE YOURSELF NO MATTER WHAT THEY SAY!」

という訳で、時は流れ2週間後。封筒が届きました。

まず開ける前に封筒にこんな言葉が書いてあります。

「BE YOURSELF NO MATTER WHAT THEY SAY!」

英語は得意じゃ無いので、ググってみました。

「誰が何を言おうとも、自分自身でいなさい」

という意味のようです。熱い。もうすでに胸が熱くなります。

さらに調べると、「BE YOURSELF NO MATTER WHAT THEY SAY!」は、スティングの『イングリッシュマンインニューヨーク』の歌詞から取られているようでした。

映像はこちら。スティングをちゃんと聞いたのはこれが初めてだったのですが、凄くカッコいいですね。そして良い曲。スティングをちゃんと聞いてみようと思っています。

前置きが長くなりましたが、そんなメッセージの中に入っていた本がこちら。

忌野清志郎 / ロックで独立する方法

自分にオススメの本が送られてくる。レコメン堂から届いた本。「BE YOURSELF NO MATTER WHAT THEY SAY!」
自分にオススメの本が送られてくる。レコメン堂から届いた本。「BE YOURSELF NO MATTER WHAT THEY SAY!」

個人的にはこのタイトルと忌野清志郎さんというチョイスにやられましたね。読む前から胸を突き刺された感覚になりました。内容は忌野清志郎さんのインタビュー本でした。

どんな道を歩み、どんな想いで歌を歌い続けたか。今より情報や、方法や、ツテや、色々な物が不足している時代にどうやって這い上がったか。そんな事が書かれています。

1987年生まれの私は物心をついた時には忌野清志郎さんはすでにスターみたいなポジションで扱われていたイメージです。タイマーズのイメージが強い。『ロック界の重鎮』で、いわゆる『無茶苦茶な人』みたいな印象でしたが、本を読んでみると、実際は繊細で、真面目で、真っ直ぐな方なんだなと。確かにエピソードなど破天荒なんですが、それは自分の中の純粋さ故に世の中に対抗していただけなのかなと。そんな事を思いました。

それこそ、フリーランスや何かに挑戦している人。自分の道を歩み始めた人には得るものが多いインタビューだと思います。忌野清志郎さんの人生を追体験する事が出来ます。おススメです。

以下、個人的に特に胸に残った言葉です。

自分にオススメの本が送られてくる。レコメン堂から届いた本。「BE YOURSELF NO MATTER WHAT THEY SAY!」

たった一曲だって、他人に最後まで聴かせるということは、けっこうすごいことなんだ。音楽に限らず、映画だってマンガだってお笑いだってね。

でも、周囲が最初からそんなに「理解」してくれちゃってたら、本気でロック・ミュージシャンになる決心なんて、出来るんだろうか?周囲からの反対やら妨害やら軋轢やらがあるからこそ、自分が本当は何をやりたいのか、何になりたいのか輪郭がはっきりてきて、「よし、オレの気持ちはホンモノだ」っていう確信が固まっていく…そういものなんじゃないのか?

個性というのは、ようするにある種の欠陥から生まれるもんだから。

「独立」っていうのは、自分の仕事に関わることを、できるだけ自分で決める、自分で管理する、っていうことだろう。とにかくひとつずつでも「自分で決められること」を増やしていく、拡大していく。その一連のプロセスを「独立」と呼ぶんだと思う。

まとめ ; いつもと違う読書体験に感謝

自分にオススメの本が送られてくる。レコメン堂から届いた本。「BE YOURSELF NO MATTER WHAT THEY SAY!」

という感じで、BOOKNERDで行われた世田谷の本屋『SNOW SHOVELING』とのコラボ企画。『レコメン堂』で届いた本についてご紹介してみました。個人的には誰かに本を真剣に選んでもらう。ということも良い読書体験になったと思います。ぜひまたどこかで開催されるなら参加したい、そしていつか世田谷の『SNOW SHOVELING』を訪ねてみたい。そう思いました。

「ロックで独立する方法」の「ロック」の部分。

「〇〇で独立する方法」という感じで、「〇〇」の部分をそれぞれの職業に置き換えられるのかなとも思いました。

この本、繰り返しになりますが、何かに挑戦している人には響く言葉沢山あるような本だと思います。



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