コントローラーに触れていないのに勝手に歩きだすキャラクター。
長年使用しているswitchのプロコンのスティックに致命的な不良が発生しました。
それはスティックが勝手に動くこと。
触れてないのに勝手にスティック入力がされてしまいます。
スティックが変だと、せっかく楽しいゲームも楽しいものではなくなってしまいます。すごくストレス。
しかし、プロコンを買い替えようにもスプラトゥーン3やポケモンの新作の発売による需要の増加、昨今の半導体の不足もあり需要はあっても生産数が少ないようで、プロコンが全く売っていません。
このスティックの不良は割と多くの人にみられる現象のようで。調べてみると、どうやら内部を掃除すれば直せるとの情報を得て試してみました。
結果的には掃除するだけで快適な操作感が戻りました。
という訳で今回は自分で簡単にプロコンを掃除する方法をご紹介します。
自分でプロコンを掃除する方法
基本的に用意したい物は『無水エタノール』『0番のドライバー』『キムワイプ』『エアダスター』となります。
グリップ部分のネジを取り外す
最初にグリップ部分のネジを左右で2ヶ所外します。使用するドライバーは0番。精密ドライバーなどに用いられているサイズになります。
このグリップを留めているネジが本当に固いです。最初は安物の精密ドライバーを使い外そうとしましたが全然力が入らずに外すことが出来ませんでした。力を入れ過ぎるとなめてしまいそう。案の定、私は片方のネジがなめてしまいました。
その後、インパクト用のビットを購入して外したらもう片方は難なく外すことが出来ました。インパクトを使った方が絶対に外しやすいと思います。
言ってるそばからネジがなめた
そんな訳でなめてしまったネジをどうにかする必要が発生しました。なめてしまったネジを外した方法もご紹介します。
なめたネジの対象方が不要な方は飛ばして読んでください
2mmのドリルを使用
なめてしまったら、もうネジがかかる溝は残ってません。なのでドリルでネジごと破壊することにしました。使用するのは2mm径の金属用のドリルです。
慎重にゆっくり真っ直ぐ削ります。ネジの頭の部分が削られていくと、リング状にネジが崩壊します。
するとグリップが外れるので、残ったネジ軸をペンチで挟んで外します。
M2長さ8mmのネジで代用出来た
ネジを破壊してしまったので、代用のネジを用意する必要があります。色々と試してみたところM2の長さ8mm程度のネジを使用すれば固定出来ました。
このネジはホームセンターなどでも精密用ネジとしてアソートで販売されています。価格は150円程度でした。
以上、かなり粗治療ですがネジがなめてしまってもなんとかなりました。お困りの方は参考にしてみてください。
では、スティックの清掃方法に戻ります。グリップを外したあとの続きです。
透明な裏蓋を外す(銀のネジ4カ所)
裏から見てグリップに隠れていた4カ所のネジを外します。このネジの色は銀色です。
バッテリーを外す
ネジを外すと透明な裏蓋が外れてバッテリーを外す事が出来ます。
バッテリーは持ち上げればすぐに取り外せます。
本体を留めているネジを外す(黒いネジ5カ所)
バッテリーを外したら、黒いネジを5カ所外します。ネジの位置は写真の辺りです。奥まった場所にもネジがあります。
本体を開くと上蓋と下蓋はコードで繋がっているので開くときは慎重に。このコードが繋がったままでも掃除は出来ます。
内部清掃
さあ、いよいよ清掃です。
スティックのキャップは引っ張れば抜ける仕組みになっています。
この軸で動きを検知しているようです。ここに埃が汚れが付くと誤作動の原因となります。
エアダスターで埃を飛ばす
まずはPCのキーボードの掃除に使うようなエアダスターを使って埃を飛ばします。
無水エタノールで洗浄
次に無水エタノールを垂らし洗浄します。無水エタノールはドラッグストアなどでも購入出来ます。
先細りのノズルの付いたボトルに入れると使いやすいです。
垂らしたらグリグリとスティックをいじり無水エタノールを浸透させます。
スティックの周りの余分な無水エタノールをキムワイプで拭き取ります。
キムワイプはティッシュと違って埃が拭き残らないのでおすすめです。
スティックをキムワイプで囲うようにして、エアダスターを吹きかけて余分な無水エタノールをスティック軸から出します。
これで掃除は完了です。
プロコンは手で扱うので、あらゆる部分が結構汚れています。気になるところは戻す前に全て拭いておくと良いでしょう。
逆の手順でネジを取り付け戻していって完了です。
スティックの誤作動が解消した
という訳でSwitchでスティックの動作状況を確認してみます。
掃除前は触れていないのにカーソルがブルブルと震えてました。そして勝手に動き出す。
掃除後はしっかりセンターにカーソルが合っています。もちろん動作も問題ありません。
これで快適にゲームで遊べそうです。
修理や交換にかかる費用も浮きました。
おわりに
という感じでプロコンの掃除をしてスティックの誤作動を直す方法をご紹介してみました。
プロコンも買えば高いですから。直して使えるなら絶対そっちの方が良いですよね。ネジがなめてもなんとかなったので、どうせ使い物にならないのなら思い切って解体清掃にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
この清掃方法はDIY的な物になりますので、コントローラーを分解する際にはあくまで自己責任でお願いします。