大切なカメラとレンズを守りたい。
カメラとレンズをカビから防ぐ為に、防湿庫を導入してみました。
購入したのは『HOKUTO の HS-25L』という型番です。
今回の記事では、この防湿庫の使用感を簡単にですがご紹介したいと思います。
HOKUTO 防湿庫 HS-25L
1万円を切る価格に対して作りが良い



まず感じたのは、シンプルに価格に対しての作りが良いなと。
このHOKUTOの販売価格は9,280円。1万円を切っています。
外装はマットなブラック塗装の金属製。前面のガラス戸もフラットで作りが良い。価格の割には高級感があると思います。ガラス戸の右上内側には温湿計も備わっています。

鍵も付属しているので、金庫のように使うことも出来ますね。
裏面には湿度調整の為と思われる排気口。ここに付属のACアダプタを繋ぎ、電源を供給します。

サイズ感の印象としては小さめな電子レンジといった感じ。とはいえこれでもHOKUTOの防湿庫の中では1番小さいサイズです。

内側には左側半分に棚板が備わっています。内側のサイズに合わせた衝撃吸収用のクッションスポンジも付属しています。

ちなみに、中に何も入れていない状態でガラス戸を開けると重心バランスが崩れて前に倒れてきますので、少し注意が必要です。中に何かしら入れていれば前に倒れてくることは無いですね。
常に40%前後の湿度をキープ

湿度の調整はダイヤル式となっています。このダイヤルを操作することで中の湿度の%をコントロール出来るようなイメージですね。

基本はダイヤルをセンターに合わせておくと、常に40%前後の湿度を保ってくれます。
カメラの取り出しなどで、ガラス戸を開けると5%ほど湿度の数値が上がるんですが、30分程度でまた元の湿度に戻ります。
その時の室内の湿度状況にもよるとは思いますが。だいだい目安としてそのくらいの時間で湿度は戻ります。
湿度計はガラス戸の開閉に応じてすぐに数値が変わるので、採用されている湿度計の感度も良好で良いなと思います。
動作音はしない、無音

コンプレッサーが動く音や機械音は一切しません。動作音は無音と言って良いかなと。寝室に置いてもまったく気にならないと思いますよ。静音性が高いというのは使いやすいので、とても良いですね。
ちなみに除湿には『ペルチェ式除湿システム』という方式が採用されています。耳馴染みの無い、始めて聞く用語であります。
このシステムが上手い具合に動作し、音もしない、振動もしない、環境にも優しい。というメリットを実現してくれているみたいですよ。
最も高負荷の環境で24時間の連続使用をして、2ヶ月で缶コーヒー1本分の電気代が目安とのこと。つまり1ヶ月でかかる電気代は60円前後をイメージしていれば良いという感じですかね。
カメラ2機、レンズ5〜6本程度は保管可能かと

正面向かって左側に棚板が付いていますが、この棚板は取り外しが出来ません。
この棚板の上にはレンズで2本、もしくはカメラ1機を乗せておけるかなと思います。板の作りは丈夫そうなので、多少重みがかかっても安心かと。
右側には望遠レンズなどの高さのあるレンズも立てて収納出来ますね。

カメラ2機とレンズ4本を入れたイメージがこちら。まだもう1〜2本程度ならレンズを入れる隙間もあります。
なので、容量のイメージとしてカメラ2機(レンズ付き)、レンズで5〜6本程度なら収納可能かなと。もちろんカメラやレンズの種類によってサイズはバラバラなので、この数量が入らないケースもあるとは思いますが。
個人的にはイメージしていたよりも、収納力があるなという印象です。
防湿庫でカビの発生を防ぐとは安心感を買うこと
これまでカメラやレンズは無造作に棚の一角に置いていて、まあ、それでカメラやレンズにカビが発生したことも特には無いんですが。
とは言え、防湿庫に入れておくことで安心感を手に入れられるのかなと。このメリットは大きいかなと感じます。ある種の保険みたいなものですかね。
ドライボックスと違って、乾燥材を交換する手間も発生しないので、その点も楽です。
おわりに

という感じで簡単ではありますがHOKUTOの防湿庫をご紹介してみました。
カメラを所有している人なら、防湿庫の導入を検討する方も多いとは思います。個人的にも購入してみて感じることは、『安心感を買った』なという印象ですね。
HOKUTOの防湿庫は、防湿庫の中でもリーズナブルな部類だと思いますが、作りもとても良かったですよ。この作りの感じで1万円を切っているのは全然アリだなと。
外観のデザインもシンプルなので、部屋に置いてもインテリアの1つにもなると思います。
気になっている方はぜひチェックしてみてください。