雑誌『Pen』をご存知でしょうか?アートやデザイン、旅行や日々のライフスタイルなど、様々な視点でカルチャーを伝えてくれる雑誌です。
そんなPenの最新2020年8月1日号の特集が『愛用品と、ともに。』
デザイナーな著名人の日々使う愛用品が紹介されています。
内容も面白かったので、道具好きな人は手にとってみて欲しいです。

『愛用品と、ともに。』
今回の記事ではこの特集にあやかって『私の愛用品』を語ってみたいと思います。
そもそもこのブログでは『愛用品』をすでに紹介しまくっている訳ですが。
これまでに紹介した中でも特に思い入れの強いアイテムや、作者不明の為紹介しにくかったアイテムなど。
幅広くご紹介していきます。
私の愛用品
紙の万華鏡


10年以上前に美術館のアートショップで購入しました。グレーがかり石のような見た目の無機質な四角い箱。


三角に切り抜かれた穴から覗くと、色鮮やかな世界が広がります。
箱を回転させると、箱の中で模様も変化。
無機質な外観に鮮やかな内観。ギャップがあって良い具合。
パソコンの画面を見過ぎで、目がショボショボした時に箱の中を覗いてはリラックスしています。
作家モノだと思いますが、作者は不明。
藍染めのトレイ


岩手は一関、厳美渓という観光地の土産屋で購入。和紙の藍染めのトレイ。
濃淡の違う2色の青。真ん中を走る白が雲のように見えて何とも軽やかであります。

普段は玄関に置いて、部屋と車の鍵を置くのに使用しています。これも作者不明でアノニマスなデザイン。
手づくりならではの味わい深さも感じられる一品。
折り紙のような金属カードケース


いつ購入したのか思い出せないのだけれど、いつの間にか手元にあった一品。
金属の名刺サイズのカードケースです。

金属を織り込むように接着しているのですが、キャラメルの包み紙のように薄く重ねられています。
紙の箱のようなデザインに、硬い金属を使ったデザインのバランスが絶妙だと思います。

普段は交換した名刺を入れておいて、ある程度貯まったらファイリングしています。
どこで買ったかも覚えていないので、おそらく2度と買い直す事は出来ない。
こういった唯一無二なデザインのアイテムは大切に所有していきたいところです。
一澤帆布のブックカバー

20代前半に自分を探し為に行った京都をさまよう中、手にする事が出来た一品。
本を読むのが好きだから、ブックカバーもいくつか持っているのだけれど、その中でもこなブックカバーが特にお気に入り。
10年以上使っているのに全くへたらない。作りの良さを感じます。買った時よりも光沢が増してきて、味わい深くなってきましたね。
このブックカバーを手に取ると『スッと』手に馴染み、本に没入出来る感覚がありますね。
今後、このブックカバーを超える物は現れないのではないかと思っています。
プラマン


ペンてるからは発売されている筆記具。
1979年から変わらないデザインと、受け継がれてきた書き心地を1本200円しない価格で購入できるコスパの良さ。
筆圧を変えるだけで、書いた線の太さが変化し、万年筆のような書き味が楽しめます。
ペン先の滑りも良く、手帳に書き込む時など、プラマンをメインに使うようになりました。
彩度が抑えられたカラーリングのバリエーションも他には無い色で良いですよ。
本当に使いやすいペンだと感じていますね。
G-SHOCK GIZE


3年ほど前に購入。『G-SHOCK』と聞くとデジタルな文字盤がメジャーだけれど、このG-SHOCKの文字盤はアナログ。
黒塗りで高級感もあり、Tシャツなどのカジュアルな格好でも合わせやすいのはもちろん、ワイシャツやスーツスタイルに付けてもしっくりくる丁度良いデザインバランスを持った時計だと思います。
文字盤にタフソーラーという太陽光パネルが組み込まれていて、わずかな光でも充電し動き続けます。電波時計でもあり、時刻が狂う事がありません。
G-SHOCKなので落としたりぶつけても壊れませんし、水中もオーケー。故意に壊さない限りは半永久的に使える安心感があります。
物としての完成度がとても高いので、長く使い続けたいなと思わせる一品だと思いますね。
ヤイリ・アコースティックギターwy-1とフジゲンのテレキャスター


趣味でギターを少しだけ弾きます。使っているギターはヤイリの『wy-1』というアコースティックギター。
ヤイリ製のギターは音がとにかく良い。コードを押さえずとも『ジャラン』とストロークするだけで響く心地良さがあります。

エレキギターとして所有しているのはフジゲンというメーカーのテレキャスター。
テレキャスターは音に独特の金属感と立体感があって好きですね。乾いた音がします。
今のところをギターをこれ以上増やすつもりはなく。この2本のギターをずっと弾き続けたいと思っていますね。
ワイチェア

数年前に思い切って購入。傑作チェアの大定番。CH24・ワイチェア。
私は自宅で作業しているのでほぼ大半の時間をこの椅子の上で過ごしています。
最近よく見かける人間工学的なデザインでは無いけれど、長時間座っていてもそれほど疲れは感じません。
長く座っていると、座面のペーパーコードが少しずつ自分にフィットしてくるような感覚があります。
実際に使ってみて、ワイチェアが長年沢山の人に選ばれてきた理由が少しだけ体感出来たような気がしますね。

椅子の上であぐらをかく事が出来るのも良いです。
トロメオアルテミデ

このブログの最初の記事に登場したデスクライト『トロメオアルテミデ』

ワイヤーのテンションでアームの角度を調整する構造は、建築物のような独特な魅力がります。
1987年の名作デザイン。自分の生まれ年にデザインされたプロダクトの新品を今も購入できて、使い始められるのは凄い事ですよね。
このトロメオも一生使い続けたいなと思わせてくれるプロダクトの一つですね。
マスターウォール『NOTE』デスク

シンプルでこれ以上もこれ以下も無いようなデザイン。ウォールナットの無垢材で作られたワークデスクです。
マスターウォールは岡山のブランド。濃いブラウン色が特徴的なウォールナット材を前面に押し出した家具作りが魅力です。
このデスクはどこに置いても絵になる、シンプルさとデザインの力強さがありますね。

デスク天板の手触りもとても良く、机に触れているだけで和む不思議な魅力がありますね。
まとめ・愛用品と、ともに。

こんな所だろうか。基本的に語れる物を身の回りに集めているので、語り始めたらキリがない。
まだまだ語り足りないので、いつかまたの機会に第二弾を書いてみたい所であります。
皆さんの『愛用品』はどんなものでしょうか?
語れる物や愛着の湧くアイテムを身の回りに揃える行為は楽しいものでありますよ。
発売中のPenもとても面白かったので、気になった方はぜひ手にとってみてください。