ついに、念願のホームシアターを構築しました。
6畳のアパート部屋に100インチサイズのスクリーンです。
賃貸だからと『ホームシアターは無理だよな』そんなふうに諦めていた方必見です。
今回は、ホームシアターを構築過程をご紹介したいと思います。
アパートに100インチのホームシアター
という訳で今回ご紹介するのはアパートの一室にホームシアターを作ったというお話し。
用意した物

先にお見せすると、完成した状態はこんな感じに。
自分だけの映画館が完成しました。
ホームシアターにスクリーンは必要?

部屋の壁は白いし、そこに映せば良くない?
ホームシアターを検討した人なら誰しも頭に一度は浮かぶ考えだと思います。
結論から書くと、ホームシアターにスクリーンは必須だと思いました。
当初、私も壁をスクリーンにして楽しもうと思っていました。

しかし、いざ投影してみると壁のクロスの凹凸がけっこう気になるんですよ。
鑑賞出来ないレベルでは無いのですが、動的な映像になればなるほど気になります。
そして、映像が白に近いほど凹凸は目立ちます。人の肌などは特に凹凸が際立って見えてしまうんですよね。

アニメなどが特にわかりやすく。1つの色で塗られた面積が大きくなれば大きくなるほど、クロスの凹凸は目立ちます。
これはスクリーン必須だなと。
ディアウォールでスクリーン用の柱を立てる
アパートの壁にスクリーンを直接取り付ける事は出来ません。がっつり壁に穴が開いてしまいますからね。
そこで考えたのがディアウォールを使って柱を立てて、そこにスクリーンを取り付ける方法です。


ディアウォールは2×4材を使用して、壁や天井を傷つけずに柱が建てられるDIYグッズです。
床から天井までの高さから-45mmの2×4材を用意します。
その2×4材の上下にディアウォールのパーツを取り付けるだけで完成です。

この柱にスクリーンを取り付けます。
ちなみに、以前にもディアウォールを使ってギターハンガーなどを作っていますので、ディアウォールをさらに知りたい方はこちらの記事も呼んでみてください。
イーサプライの16:9のプロジェクタースクリーン


スクリーンに選んだのは、イーサプライの16:9のプロジェクタースクリーン。100インチのスクリーンになると幅で2375mmあります。


イーサプライのプロジェクタースクリーンは巻取り式になっているので、使わない時は収納することが出来ます。
引き出し用の紐が付いています。紐を引っ張るとスクリーンが出てきます。一番最後まで引き出すと止まるような仕組みですね。
収納したい時は、紐をさらに引っ張ると自動でシュルシュルと巻き取られていきます。

もちろんですが、スクリーンには一切シワが無く良い感じです。
スタンド式の物だとさらに安い物もあったけれど、床に100インチ用のスクリーンのスタンドを置くのは少々幅を取りすぎます。
住居でスクリーンを取り付けるなら、壁か天井取付一択だと思います。


ネジの取り付け箇所は2箇所。スクリーンの重量はそれなりにあるので一人での取り付けはかなり危険だと思います。二人以上で行った方が良いですね。
スクリーンサイズについて
余談ですが、スクリーンサイズには主に16:9と、4:3の物があります。
基本的にはプロジェクターで移すサイズはスクリーンとプロジェクターの距離に比例します。
ですので基本的にはどちらの比率のスクリーンでも投影には問題無いのですが、同じ100インチであれば16:9の比率の方が横幅は大きくなります。
映画やユーチュブ、TV番組などはほとんどがアスペクト比16:9で制作されています。一部映画にはシネスコ(2.35:1)もありますが。そうだとしても基本的に横幅が長い方が映像をより楽しめますので、16:9の物を買っておけば問題無いように思います。
もしくはさらに大きい120インチの4:3スクリーンを購入するという方法もありますが、これはちょっとコスパが悪い気がしますね。
EPSON 『EF-11』dreamio

プロジェクターとして選んだのはEPSONの『EF-11』という機種。最近発売されたEPSONのホームプロジェクターです。
コンパクトなボディに、1000ルーメンという明るさを持っています。
この『ルーメン』というのは、映し出せる光の強さを表しています。
この数字が大きければ大きいほど、映し出す映像が明るいという事になりますね。ルーメンが高ければ昼間でもよりはっきりとした映像で楽しめるという訳です。
ですが、EPSONの『EF-11』の1000lmという数字は他のプロジェクターと比べて特に高い訳では無いです。
高コントラスト比の映像美

じゃあなんでこのプロジェクターにしたの?という理由ですが。
映像が綺麗に見えるのはコントラス比の値も重要なようでして。
コントラスト比が高いと映像がよりはっきりくっきり鮮やかに鮮明に見える訳です。
EPSON『EF-11』のコントラスト比は『2,500,000:1』となっています。
この数字は私が調べたプロジェクターの中ではかなり高い方だと思います。
基本的には映画を沢山見るつもりなので、明るさよりも映像の綺麗さにはこだわりたかったんですよね。昼間はそんなに使いませんし。
コントラス比の値が高い物を探した結果、EPSON『EF-11』になったという感じですね。
あとはEPSONへ企業としての信頼感もあります。
プロジェクターってAmazonなどを覗くと中国などの海外製の物が多く。割と飽和気味なんですよね。
EPSONは日本の企業ですし、最近は家庭用のプロジェクターも色々と作っています。まあ、何かあっても大丈夫かなと。
コンパクトなサイズで、デザインもシンプルなのも気に入ったポイントです。ちなみに解像度は1080PのHD画質になります。
このEPSONのプロジェクターについては、後日になりますが別の記事にまとめて使用感などをしっかりお伝えしたいと思います。
▽追加記事書きました
Fire TV stick

プロジェクターだけでは映画を見れませんので、入力デバイスとして用意したのがAmazonのFire TV stickです。
これをHDMI端子に差し込むことでアマゾンプライムの映画をはじめ、Netflixやfuluといったネット配信の映像サービスを楽しむことができます。


リモコンも付いているので、操作も簡単です。
ホームシアターが完成した

という訳で、ホームシアターがこんな感じで完成しました。横幅2375mm、100インチの迫力の大画面です。
実際に映画を見た感想としては、もう、ただただ映画館。今のプロジェクターはここまで凄いのかと驚きました。
100インチの恩恵 部屋が映画館に



100インチの大画面だと、俳優の表情の筋肉の動きまでしっかり追えますね。今まで見ていた、映画や映像が違った印象に映ります。
EPSONの『EF-11』の高コントラスト比のおかげか、暗くすればするほど画面は鮮やかに、鮮明になります。
100インチのサイズになると、ぼんやり全体を眺めるということが良い意味で出来ません。
なので、必然的にスクリーンのどこに焦点を合わせるか自分で選ぶことになります。この行為が実に映画館的なんですよ。
画面サイズが大きいだけで映像に引き込まれる感覚があります。
画面との距離も2m程度離れていれば問題無いですね。近すぎるという感覚はありません。むしろ近づいて見た方が映像の迫力は増しますね。

液晶と違い、直接飛んでくる光を見ている訳ではないので、目にも優しい感じがします。
プロジェクターは暗さが大事
1000lmというプロジェクターの明るさもあると思いますが。部屋を暗くしないと黒の発色が薄くなってしまうので、使う時は可能な限り部屋を暗くする必要があります。

さすがに日中にカーテンを開けると、ほとんど見えなくなりますね。

カーテンを閉めれば充分に楽しめる明るさはあると思います。
存分に楽しむなら、暗く出来る夜。という感じになりますね。もしくは遮光カーテンを用意する感じでしょうか。
EPSONの『EF-11』にもスピーカーが付いていますが、音が悪い訳では無いけれど良いとも言えないです。ヘッドホンか、別にスピーカーを用意してあげた方が良いですね。

私は賃貸なので、ヘッドホンで視聴しています。
SONYの『WH-1000XM4』を使用しているのですが、これにはノイズキャンセリングも付いているので、このヘッドホンをした時の没入感は凄まじいです。
まとめ

という感じで、アパートの6畳部屋に100インチのホームシアターが完成。という記事をご紹介してみました。
映画好きなら早めに作っておいて損無しだと思います。
いざとなったらスクリーンも持ち運び出来るので引っ越しも問題無いですよ。
部屋で過ごさないといけない昨今。賃貸の方も、そうでない方も。プロジェクターデビューしてみてはいかがでしょうか?