今回の記事は、インテリアコーディネーターの仕事として納品した家具のご紹介です。
イタリア発の『TONDINA CHAIR』をご紹介します。
ミッドセンチュリーでオーソドックスなフォルムながらも、素材や仕上げにこだわる事でラグジュアリー感をプラスしているダイニングチェアです。
TONDINA CHAIR

という訳で今回ご紹介するのはこちらの椅子。イタリア製の『TONDINA CHAIR』というダイニングチェアです。
曲木の合板に金属の脚。とデザインを言葉にするとありきたりな表現になってしまいますが、
素材にこだわる事で唯一無二な魅力のある椅子に仕上がっています。
ミッドセンチュリーなフォルムにラグジュアリーなセンス

最大の特徴は脚の質感にあります。脚の金属にはピンクゴールドのメッキが施されています。
ステンレスのシルバーや、アイアンのブラックを使った金属脚は色々なメーカー、色々な型が販売されていると思います。
このピンクゴールドを使っているチェアはあまり見かけない仕様だと思います。
脚がシルバーやブラックだと、イームズチェアやセブンチェアなどに代表されるような、
いわゆるミッドセンチュリーを感じさせる工業的なデザインのイメージが強くなります。工場量産的なイメージですかね。

このチェアはピンクゴールドのカラーをフレームに使う事で、グッとラグジュアリー感が増してるんですよね。一気に品が出ると言いますか。
このデザインバランスがすごく上手だなと思いますね。
何脚か椅子を並べて置いても重い印象になりません。スッキリ見せつつ、空間にちょっと品も出す。みたいな感じですね。
作りもしっかりと
金属加工の仕上げもかなりしっかりしてると思います。後ろ脚が背もたれまで繋がるフレーム、継ぎ目もなく一体感のあるフォルムです。

繋ぎ目は溶接痕もありません。とてもキレイな仕上げです。
イタリアはデザイン家具の本場ですからね。さすがのクオリティだと思います。

脚の先端は少し稼働するようになっていて、座るとバランスを取るように出来ています。この作りだと、長く愛用しても椅子がぐらつく心配は少ないと思いますね。

座面と背板の塗装もマット感のあるブラックで高級感があります。厚めの塗装ですが、木目を完全には封じて無い所が良いですね。
OMP社 INFINITI
このチェア、元々は1969年からイタリアで世界中に向けて家具のパーツを製造していたOMP社が2008年に発表したオリジナルブランドの家具です。ブランド名は『INFINITI』
家具のパーツを作っていた事もあり、クオリティの高さに納得ですね。
ちなみに日本で発売している輸入代理店は『アスプルンド』というメーカー。アスプルンドは数多くの海外ブランドの家具を取り扱っています。

余談ですが、ユーチューバーのヒカキンさんの自宅のソファもアスプルンドの取り扱いのソファですよ。気になった方はぜひ調べてみて下さい。
まとめ

という感じで、イタリア製のダイニングチェア『TONDINA CHAIR』をご紹介してみました。
部屋は広くスッキリ見せたい。だけれど、ミッドセンチュリーじゃなくてもっとラグジュアリーに見せたいんだ。という人には良い選択肢な椅子なんじゃないかと思います。
ぜひチェックしてみてください。