今回の記事はインテリアコーディネーターとしての納品事例のご紹介です。
以前お部屋のトータルコーディネート担当したお客様に追加で照明をご購入頂きました。
今回納品させて頂いたのは圧倒的なデザイン美な照明『Frank Lloyd Wright / TALIASIN2』です。
インテリア好きなら誰しもが憧れた事があるのではないかと思う名作照明です。
写真も沢山撮影させて頂いたのでこの照明のディティールなど。詳しくご紹介します。
Frank Lloyd Wright / TALIASIN2
という訳でこちらが今回ご紹介する『TALIASIN 2』です。この照明がフランクロイドライトによってデザインされたのは1952年のこと。今から約70年前です。
全く古いデザインには見えないですよね。むしろ現代で初めて見た人も『斬新なデザインに見える』というリアクションの方が多いのではないでしょうか。
作り出される光は唯一無二
互い違いに組まれた10個のライト。ブロックで光源は直接見えないようになっています。さらにブロックの上下に付いた遮光板は光を拡散させ豊かで柔らかい間接光を演出します。
離れて見ると、まるで遮光板自体が発光しているようにも見えてきます。反射した光はさらに壁を照らし、独特で唯一無二な影を作り出します。
影が立体的に見えることで、まるで部屋が少し広くなったような。そんな錯覚まで感じました。
照明を点灯していない時もそのデザインのパワーはもちろん健在で、オブジェとしての存在感は抜群です。
フットスイッチが付いているので、足で踏むだけで点灯と消灯が切り替えられます。
ちなみにですが、スマートプラグに繋げばアレクサなどで声だけで照明のオンオフも出来るので便利に使い方にはおすすめです。
▽スマートプラグで照明を便利に使う方法はこちらの記事からどうぞ。
光源を隠すブロックには赤いペイントがアクセントで入っています。
細部を見ても作りは美しく、仕上がりは綺麗です。
付属品の電球はE17/25Wのクリプトン球が使われています。自分でLED球に変更する事も可能です。
ただLED電球は性能が良くなってきているとはいえ、白熱球に比べると光の広がり方がまだ狭いのが現状です。
LEDにすると影の出方などは変わると思います。光の質にこだわりたい方は白熱球をあえて使うのもアリだと思います。
価格は高いけれど一生物、いやそれ以上
ちなみにこのタリアセン2は正規品だと341,000円(税込)〜となっており中々に高価です。今回ご紹介しているのはウォールナットモデル、価格は407,000円(税込)です。
ボロボロの中古車が買えるんじゃないかって金額ではあるのですが、このデザインは今後も廃れることは無いと思いますし、一生物を超えて代々受け継いでいけるような。そんな照明である事は間違い無いと思いますので、そう考えると決して高くは無いのかもしれませんね。
車よりは遥に長い時間を愛用品として過ごす事が出来ると思います。
ちなみにですがこの照明はドラマなどで使われている事も多いんですよね。この照明があるだけでグッと部屋が引き締まります。ぜひドラマや映画を見る時はこの照明がないか注目してみてください。
おわりに
という感じで納品させて頂いた『Frank Lloyd Wright / TALIASIN2』をご紹介してみました。
デザインの存在感、作り出される光の出方は唯一無二だと思います。
インテリア好きなら一度は憧れた事があるであろう照明です。設置した実物を見て私もいつか部屋に置きたいなと思った次第です。