これほどまでに厨二心をくすぐる無線充電器があったとは。
今回の記事ではミニマルなデザインで、まるでアート作品のような無線充電トレイをご紹介します。
Native union『BLOCK WIRELESS CHARGER』

今回ご紹介するのは、Native unionの『BLOCK WIRELESS CHARGER』
実はコレ、Native union公式ストアのブラックフライデーセールにて約70%OFFという破格になっていました。(定価26,840円が8,050円に。)
メルカリなどを覗いみると1万円前後で取引されているようで、それよりも安い価格で新品を購入出来てしまうという。こんな機会はもう無いなと。気づいたらポチッと購入してしまいました。
衝動買い的に購入しましたが現物に触れてみればみるほど、お買い得だったなと改めて思っています。無線充電器を購入したというよりは、オブジェというか、アート作品を購入したような感覚に近いなと。
梱包も箱も立派

まず、梱包がとても綺麗でした。黒いプチプチにNative unionの『/』なロゴマーク。もうこの時点でテンションが上がってしまいます。
Native unionのサイトからの購入だったので海外発送だったのですが、日本のオンラインショッピングには無い雰囲気がこの時点で出ていて良いなと。


袋から取り出した箱もやはり立派。深い青のボックスに充電器のアウトラインを型どった線がデザインされています。

開けると、筐体がそのまま姿を現します。この演出、素晴らしいですね。Apple製品を開封した時のような高揚感に通ずるものがあります。
アルミニウムの削り出しトレイ

製品はアルミニウムの削り出しトレイにワイヤレス充電パッドが埋め込まれているようなデザインとなっています。

削り出しのアルミニウムの質感は大変良いですね。高級感があります。1枚のアルミニウムから出来ているので、繋ぎ目もなく塊としての存在感がとても感じられます。金属の塊。

エッジ部分は縦にヘアラインが入っているような仕上げになっています。ここには実際に凹凸がしっかり付いています。これも高級感を演出した仕上げで効果的だなと思いますね。

製品本体の重量は『670g』となっています。ずしりと重いです。


裏面は全面がシリコン素材。滑り止めと傷止めの役割を果たしています。
スケルトンな無線充電パッド


メインとなる充電パッド。これが凄いんですよね、スケルトンです。構造体が丸見えです。中のコイルまで美しくデザインされているという。もう、たまりませんよね、この感じ。

機械好きだったり、建築構造萌えの人であったり。こうした剥き出しなデザインが好きな人にとっては説明不要で共感してもらえる感覚があるのでは無いかなと思います。アーキテクツ感。デロリアン的で、初代iMacのような官能性。

ちなみにiPhoneへの充電出力は7.5Wということで、これはAnker製品などの無線充電の出力と同程度のものとなると思います。特にこのデザインだから充電速度が遅くなる心配も無いということですね。
サイバーパンクなA to C充電ケーブル


付属の充電ケーブルも特注仕様です。ケーブルをコイル状の金属が覆っています。こんなの見たこと有りませんね。とてもサイバーパンクな雰囲気。金属のトレイから金属のケーブルが出てるようデザインされていると思うのですが、すごいこだわりだなと感じますね。
ケーブルの硬さは、見た目の無骨さよりはしなやかです。端子はパッド側にC端子、反対側はA端子となっています。USB電源アダプタは付属していません。

USB-Cケーブルを充電パッドに差し込むと、その接続部分が上から覗き込めます。この感じもすごく良いなと。
そして、この充電ケーブルが物理的に長いです。公式サイトには6.5フィートあると書かれています。約2mの長さのケーブルとなりますね。
充電パッドだけを外して使える


充電パッドはアルミニウムのトレイから外して使うことも出来ます。この単品使いも充分カッコいい。
アート作品としての存在感

実際にデスクに置いて使用してみるとこんな感じに。存在感が良いですね。デザインの主張は強いはずなのに、すっと溶け込んでしまうこの感じ。
デザインは家具や照明のデザインをてがけるプロダクトデザイナーのトム・ディクソン氏が担当しています。

トム・ディクソンが手掛ける家具や照明は、シンプルなデザインなのに存在感が醸し出ている物が多く、この充電トレイもトム・ディクソンらしいデザインだなと、やはり感じますね。

トレイには細かなガジェットを置いても良いですし、AirPodsを置いても良し。

もちろんこのワイヤレスパッドでAirPodsも充電可能です。充電中はかすかに内部でライトが点灯します。
おわりに

という感じで、Native unionの『BLOCK WIRELESS CHARGER』をご紹介してみました。
こんなデザインの良い無線充電パッドがいまだかつてあっただろうか。というくらい完成されたデザインだと思います。アート作品の域だと思いますね。そして厨二魂をくすぐります。
しかし、残念ながらNative unionの公式サイトで取扱終了となっています。ですがMoMAを始め、いくつかの通販サイトには在庫も残っているようです。
おそらく、デザインのこだわりが強すぎて価格が高いのでそんなに売れなかったのかもしれませんね。そんな逸品をセール価格で購入出来たのは幸運でありました。
現時点ではNative unionの公式ストアでの購入は難しいのですが、気になった方はメルカリであったり、MoMAなどのまだ扱っている販売サイトをチェックしてみてください。
▷MoMAオフィシャルデザインストアで『BLOCK WIRELESS CHARGER』をチェック
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