生活雑貨

キムワイプで拭くと繊維くずが付かない。【便利だけど使い方には注意する点も】

キムワイプで拭くと繊維くずが付かない。

これ、研究室などでは必須らしい。

キムワイプをご存知でしょうか?

ティッシュに似たような物なのですが、拭いた時に繊維くずが付着しないという特殊な紙質が特徴です。ガラス面の拭き上げなどに使用すると、とても綺麗になるので病みつきになります。掃除に使用すると大変便利です。

ですが、キムワイプは性能ゆえに取り扱いに注意しなければいけないという点もあります。今回の記事ではキムワイプについてご紹介しつつ、便利点と注意点をご紹介したいと思います。


キムワイプ

キムワイプ
キムワイプを取り出す
キムワイプの質感

という訳でこちらが今回ご紹介する『キムワイプ』。見た目は普通の箱ティッシュみたいな感じですね。

中のペーパーはけっこうガサガサした触り心地です。独特の凹凸のドレープ感があります。紙感としては硬め。

毛羽立ちが無く、繊維が付かない

キムワイプの質感

キムワイプの1番凄い部分なのですが、紙自体に毛羽立ちが無く、拭いた場所に繊維くずが残らないんですよ普通のティッシュで拭くと繊維くずのホコリが残るじゃないですか。白い粉みたいな。あれが全く出ません。

これが研究室で働く人に愛されている理由のようです。繊維くずが実験器具に残ってしまうと、観察結果にも影響が出てしまいますからね。

アルコール無しでも、油汚れが比較的落ちやすい

キムワイプの質感

乾拭きでも指紋などの油汚れも比較的に落ちやすいと思います。汚れの吸着力が高いなと。

とはいえアルコールシートのように面白いくらいに激落ちする訳では無いので、しっかり拭く必要はあります。普通のティッシュよりは格段に汚れは落ちやすいと思いますね。

給水性抜群なのに水に溶けない

キムワイプの質感

そして凄いポイント2つ目。給水性が高いのに、水を吸っても繊維がほどけません。破けにくいです。なので水滴を拭くような目的で使用してもまったく問題ありません。

汚れに対しても、キムワイプを湿らせればさらに落としやすくなりますね。

こんな場所を拭くのに良い

そんなキムワイプ、こんな場所に使えるよ。ということを簡単にまとめます。

ホコリや汚れが目立つ場所に

グラス拭きに最適

キムワイプでグラスを拭いている

グラス磨きにも良いですよ。キッチンペーパー代わりに使うと、より透明度が高く拭き上げできます。

キムワイプと布巾の違い

実際にグラスを磨き、ビールを注いで実験してみました。ビールを注いだ時にグラス内が汚いと内側に泡が発生するそうなのですが、キムワイプで拭き上げた方は泡があまり発生していないんですよね。実際にそのくらい綺麗になっているのだと思います。

スマホやタブレットの画面掃除に

キムワイプでiPhone画面を拭く

スマホやタブレットはどうしても指紋であったり油汚れも付きやすいですが、そういった汚れにもキムワイプは強いです。ベトベトだった画面も拭けばかなり綺麗になります。

指紋が目立つ箇所に

キムワイプで色々なところを拭く

黒塗りの家電などは指紋が特に目立ちますが、そういった部分を拭くのにも凄く良いですね。

キムワイプで額縁を拭く

額装のポスターのガラス表面を拭くのにも良いです。

湿らせてからの乾拭き。2度拭きが1番良い。

1番綺麗に出来る使い方は、2度拭きですね。

濡らしたキムワイプで拭いてから、その水分を拭き取るように乾いたキムワイプで乾拭きするととても綺麗になります。2度拭きするのおすすめです。

やっちゃいけないこと

次にキムワイプで拭いてはいけない物をご紹介します。

コーティングがあるものには使わない

キムワイプを使用した拭き上げ作業は、繊維くずが残らないので掃除のしがいがあります。なのでついついキムワイプで色々な所を拭きたくなるのですが、『コーディング』がある物には使用しない方が良いらしいです。

これ、キムワイプはガサガサした手触りなので、使い方を1つ間違えると傷を付けてしまうことになり兼ねないそうなんです。

メガネ拭きには使わない

キムワイプでメガネを拭く

メガネのレンズはプラスチックですし、反射コーディングが施されているものがほとんどです。キムワイプで拭き続けていると、このコーティングが剥がれてしまうらしんですよね。強く拭くとプラスチックにも傷が付き兼ねないんだとか。

カメラレンズも拭かない

カメラレンズを持ったところ

カメラのレンズはガラスですが、コーティングが入っているのでこれも同じくキムワイプで拭かない方が良いと思いますね。レンズフィルターも同様だと思います。

液晶モニターも気をつけたい(物による)

キムワイプでモニターを拭く

パソコンの液晶画面もコーティングが入っているものには同じ理由で使用しない方が良いと思います。コーティング無しのパネルが付いているような製品には使用しても問題無いのかなと思います。

キムワイプ、ネット上には賛否両論あるけれど

そもそも私がキムワイプを見つけたのは、良い眼鏡拭きが無いかな。と思ってネットの海を漂流していた時に見つけました。

実はネット上には、キムワイプで『メガネを拭く派』の人と、『絶対に拭いちゃ駄目派』の人と意見が別れているんですよね。賛否両論あるみたい。

メガネを手で持っている

試しに軽くメガネを拭いてみたのですが、確かにかなり綺麗に汚れは落ちるんですよね。気持ち良いくらいに綺麗になります。1度拭いたくらいでは、もちろんレンズに傷はまったく付いているようには見えません。

ですが、先に書いたように色々調べた結果。『コーティング』問題でメガネに使用しない方が良いんじゃないかなという結論に私も至りました。

キムワイプは実際に触れてみるとかなりガザガザした手触りなので、傷が付いたりコーディング剥がれが起きると言われても『確かにそうかも』と思うレベルなんですよね。やすりほど粗くはもちろん無いのですが、摩擦係数はちょっと高め。

キムワイプで拭くと『目に見えない傷が沢山付く』とネット上の口コミに書いていたりもするのですが、そもそも目に見えなければ傷は無いのと一緒じゃないの?と思ったりもするのですが。どうなんでしょうね。

まあ、何にせよ。傷が気になる方は大事を取って使わない方が良いんじゃないかなとは思います。

逆に言えば、目に見えないような傷が多少入っても良いよ。という人はガシガシ使うと掃除が捗ると思います。ガラス相手には本当に良いと思いますよ。繊維くずが残らない拭き心地は最高ではありますね。目に見える傷は付きませんので、そこは安心して使用しても大丈夫かなと。

おわりに

キムワイプ

という感じで、拭き上げ作業に最高な『キムワイプ』をご紹介してみました。

布やティッシュで拭いたものと比べると別次元で綺麗になりますので、気になった方は1度試してみる価値があると思います。この記事の執筆時で、Amazonで200枚入りが1箱150円前後で購入可能となっています。ぜひチェックしてみてください。



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