以前からオリジナルの家具を製作中であると、このブログでご紹介していました。今回はその『オリジナル家具を作る』というプロジェクトがどういったものになるのか。まだまだ開発中でありますが、その概要とコンセプトをお伝えしたいと思います。
このプロジェクトで作りたい家具、それは
本好きの方に、読書家の方に向けた家具。
です。
『ほんとひととき』
この家具プロジェエクトに名前を付けました。『ほんとひととき』です。
『ほんとひととき』この名前には2つの意味を込めています。
●本と一時(ひととき)
一つ目は『本と一時(ひととき)』
本を読むその時間、その瞬間をより特別な物にしたい。そんな家具を作りたい。そういった思いを込めています。
●本と人と木
2つ目は『本と人と木』
『本』を読む為の家具を『人』が『木』で作る。これは、手仕事で生み出される家具である。そんなバックストーリーを感じてもらいたいという思いを込めました。
という事で、本が好きな方へ向けた、読書家の方に喜んでもらえるような。そんな家具を作ろうと動いています。
なぜ、本好きの人へ向けた家具を作るのか。
以前に少し書きましたが、私自身が本好きであり、本に救われた経験があるからです。私が今まで『家具に携わってきた経験』と『本が好きな自分』の両方を合わせ『新しく何かが出来ないだろうか』そんな思いでこのプロジェクトは動いています。
書店で家具を販売したい
これは、私の妄想の中の1つでしか無いのですが。
この本好きの方に向けた『ほんとひととき』は書店で販売する家具として展開出来たらと思っています。
本屋さんで家具を売る?何を言っているんだと思うかもしれませんが、『書店で家具を販売する』けっこうマジメに考えています。
本好きの方に向けて家具を作るのですから、販売するなら単純に本のある場所の方が良い気がしています。
本屋さんのイベントとして、読み聞かせなどのイベントと一緒に動けるようなイベントが展開出来たらと思っています。
全ての小売がそうだとは思いますが、ネットの影響で町の本屋さんはどんどん姿を消しています。私自身もAmazonで本を買いますし、Kindleでも本を読みます。でも町の本屋さんにも行きます。
町の本屋さんへは『本との以外な出会い』それを求めています。個人的な感覚ですが、ネットで買う本と書店で買う本って何かが違います。
どっちが良いとか悪いとかの話では無く、本に求める『質』が違うと思うんです。
だから、そんな出会いをくれる書店には出来る限り頑張って欲しいなと思っています。
「書店に残って欲しいなら、あなた、全部書店で本を買いなさいよ。」そんな意見もあるかもしれません。一時期、若い時にはあえてネットを使わずに本屋さんで本を買っていた時期もありました。
でも、仮に1人の買い支えで成り立つような仕組みでは意味がないと思うんです。それよりは家具を通じて『イベント』として、書店を盛り上げる何かが出来たなら。色々な方の『きかっけ』みたいな物を作れたなら。微々たる力だとは思いますが、そんな事を考えています。
家具を作ったとして、書店で販売することは双方にメリットがあるとも思っています。
ニッチな事をしようとしているので、普通に家具屋さんに置いたら他の家具に埋もれてしまうとも思うんですよね。
長々と書きましたが、家具を作れたからといってどこかの書店でイベントが出来ると決まっている訳ではありませんので。あくまで私の妄想です。
でも、挑戦したいと思っています。
一緒に作ってくれるのは岩手県雫石の【おりつめ木工】さん
この『ほんとひととき』を作ってくれるのは岩手県雫石の【おりつめ木工】さんです。グラフィックデザイナーの福田繁雄さんを師に持ち、とても高い加工技術を持った木工職人さんです。
おりつめ木工さんについても、また違う記事でしっかり紹介させて頂きたいと思います。
まとめ:『ほんとひととき』
という感じで兼ねてからお伝えしていたオリジナル家具のプロジェクトについてご紹介してみました。現時点では、まだデザインは開発中です。どういった物もお見せ出来るかもまだわかりません。それでも、必ずこのコンセプトで何か家具やプロダクトを作りたいと思います。
そして、これからはその開発工程も随時このブログで出来る限り公開していきます。
ぜひ、このコンセプトを見て頂いた方で、『こんなのどう?』というご意見があればお問い合わせフォームかSNSなどで、メッセージを頂けたら幸いです。
よろしくお願いします。