夏はグラスに氷をたっぷり入れてアイスコーヒーを飲むと何とも幸せな気分になります。冷えたグラスは汗を書くので必須アイテムなのがコースター。無垢の家具の天板にそのまま水滴の付いたグラスを置いてしまうと、輪じみの原因にもなります。
今回はそんなシーンで活躍する、グラスが汗をかくこの季節にピッタリなコースター。ご紹介します。
GEM COSTER
それがこの「GEM COSTER」。濡れてもたちまちに水を吸水してくれます。その秘密はこのコースターの素材でもある珪藻土に。
珪藻土って?
「珪藻土」は吸水力のある土です。
海や湖などに生息していた植物性プランクトン類が堆積物となり形成された地層から採取されます。多孔質構造で、内部にマイクロメートル単位の微細な孔が無数にあいており吸水性や保湿性に優れている素材。
SOIL 公式ホームページから
つまり「目に見えないレベルの小さな穴」が沢山空いている素材って事ですね。
SOIL
このコースターを作っているメーカーが「SOIL」
コースターの他にも珪藻土の石鹸置きや、保存容器に入れておくと塩などが固まらないようにしておけるドライニングブロックなども珪藻土で作られています。
中でも珪藻土を使ったバスマットがとても有名ですね。現在ではホームセンターなどでも類似品を多く見かけるようになりましたが、SOILが珪藻土の製品を世に発信した先駆けだと思います。
珪藻土を扱う左官の技術もとても高く、クオリティやデザイン性が、他社メーカーよりズバ抜けて高いと思います。
GEM シリーズ
SOILから発売されている珪藻土のコースターは以前からありました。今回ご紹介するGEMシリーズは、珪藻土とひる石で作る事により、目に見えない大小の孔、多孔質構造がより複雑になり、さらに「吸水力」がアップしています。
スリット
GEMシリーズの改良点。中央にスリット線が入っています。このスリットがコースターのグラスへの張り付きを抑えてくれています。以前のモデルにはスリットが無く、コップを持ち上げた時に稀にグラスにコースターが張り付く事があったのですが、それも改善されています。
触り心地
触れた感触は少しザラザラとしています。軽石に触れてる感触に近いですね。
重さも従来のコースターより軽くなっています。コースターの角も丸いので、テーブルの天板がコースターで傷つく心配もありません。
濡らしてみました。
コースターに水を垂らしてみましょう。水滴が付いていてもすぐにコースターに吸水されていきます。水が付いてから30秒程度でサラッとした触り心地に。
眺めていると、グングン水が吸い込まれていくのがわかります。
触れると完全に乾いているのがわかります。
日々のお手入れ
珪藻土で出来たコースターはお手入れが必要です。使用していると目に見えない穴が目詰まりをしてしまいます。そうすると吸水力が落ちてしまうんですね。
目詰まりを解消すれば吸水力は回復しますので、紙やすり(♯240)でこすりましょう。
ちなみに紙やすりの(#)は目の細かさの事です。
夏のビールにも
やっぱりビールはグラスで飲むと美味い!
冷えたビールグラスは汗をかきますからね。ビールを飲む時のコースターにもオススメです。
まとめ:値段は高いけど、ずっと使える
という感じで、SOILから発売されているGEM COSTERを紹介してみました。
2枚入りで2,800円とコースターとしては若干お高めですが、お手入れをすれば半永久的に使えるのでそう考えると安いのかも。何より、この吸水する特徴はこのコースターにしかありませんので、気になっていた方は買っても損は無いと思いますよ。
▷コースターに付いた染みを取る方法の記事を書きました。