4月に敢行した家具メーカーの開拓の旅。岩手から九州まで車を運転しながら各県で撮影した写真なども紹介しつつ、取り扱いメーカーの工場の様子などもお届けしてきました。そんな旅をお伝えしてきたコーナーも今回で最終回。最終回は長野から東北に戻ってきた道中の様子をお届けします。
長野市へ
長野入りしたのは4月20日のこと。遠くに見えるのは日本アルプス山脈。
長野に親戚が住んでいます。長野まで戻ってくると、親戚の人達の優しさに触れてしまい、それまで張り詰めていた闘争心みたいな物は一旦マイルドに。長野は北日本という事もあり、気候や街の人の持つ雰囲気からも若干の東北臭を感じていました。少し、岩手の家が恋しくなっていました。「よし、長野の後はまっすぐ帰ろう」そう思った事を覚えています。
長野ではインテリア関連のリサーチもしていないので、ほぼ写真と観光した様子のご紹介です。
長野市
長野市は標高が高く、近隣の町と比べ気温も低め。ちょうど桜が満開でした。盛岡の桜もこの日に咲いていたらしいので、長野と盛岡は同じくらいの気温なんでしょうね。
お椀のように窪んだ場所に町があります。どこを歩いていてもずっと坂。そんな印象でした。
この写真も正面遠くに地面が見えますよね。
向こうまでずっと坂です。自転車で登るとなると大変でしょうね。
長野市内にはオリンピックの時のモニュメントや会場だった建物が至る所に見られれます。
善光寺
観光で善光寺に立ち寄りました。とても大きな門をくぐり堂内へ。「お戒壇巡り」をしてきました。本堂の地下をぐるりと一周するのですが、光が全く無い暗闇の中を歩きます。誇張無しに10cm先が見え無かったです。頼りになるのは壁を触る右手だけ。途中にある「錠前」に触れるとご利益があるそうです。昔の方々はここで修行してたんですね。
この暗闇はここでしか味わえ無いと思いますので長野に行く機会があればぜひオススメします。どこぞのテーマパークの暗闇より数倍暗闇です。
旧軽井沢
「軽井沢」日本人なら誰しも知っているのでは無いかという地名、別荘地で有名ですよね。どんなセレブな街並みかと思い行ってきました軽井沢。そのイメージ通り、街並みも気品溢れてました。
旧軽井沢に行ったのですが、道路を挟み沢山のお店が並びます。おしゃれな雑貨屋さんやお土産屋さんも多かったです。観光客の方も大勢居ましたね。
以前に紹介した「ヤマシタマユ美」さんのマグカップも旧軽井沢の雑貨屋さんで購入しました。観光しながらお買い物するには持ってこいの場所ですね。
旧三笠ホテル
旧軽井沢にある「旧三笠ホテル」
明治時代に建てられた高級ホテルです。その中に入る事が出来き、当時の建物の作りを見る事が出来ました。
家具なども当時のまま。当時の日本人の平均身長は今より低かった為か、家具のサイズは今の物と比べると小さい物が多かったです。
映画「風立ちぬ」に出てきたような印象のホテルでした。
長野はここで終わり福島へ。
福島
猪苗代湖
福島に入ったのは4月22日。夕方に猪苗代湖に着きました。夕日が綺麗。
三春滝桜
翌早朝、三春滝桜を見に行きました。樹齢1000年以上の桜なんだそうです。1000年前からこの場所で咲き続けているとは、その生命力に驚きます。
その姿もさすが樹齢1000年。貫禄があります。
宮城
仙台大観音
さあ岩手も近づき、あとは帰るだけ。岩手に向かい車を走らせていると、突如「非日常」が現れました。「仙台大観音」仙台市内に建つ大観音像ですね。高さは100mあるそうです。イオンとの看板とのギャップが凄い。本当に突然現れるのでビビりました。現実に怪獣が現れたらこんな感じなんでしょうね。
そして、この後岩手に戻り旅を終えました。
旅を通じて感じたこと
よく言われる言葉に「百聞は一見にしかず」とありますが、まさにその通りだなと感じています。ニュースを見ていて、本読んでいて、他県の名前や地名を目にすると頭の中に見てきた光景が浮かびます。「九州に台風が来ている」というニュースを見れば、見てきた光景や出会った人達の顔が浮かびます。
これは今までになかった感覚でして。私は西日本には高校生の時の修学旅行で行った事しか無かったですから。これは大きな違いだなと自分でも感じています。
大げさに言えば「日本のサイズ」がわかったような感覚。自分を中心にして広がる波紋のような輪があるとして、今までは「東京」くらいまでだったその輪が「九州」まで広がったような。「九州」も自分のテリトリーの内側にある。そんな感覚です。
移動中はほとんど車中泊をしていたのですが、後半は車中泊にもすっかり慣れていました。もうどこでも寝れる体を体に入れたのも収穫ですね。
岩手に帰ってきて仕事を始め出した中で、このブログにも書いていた各家具メーカーの工場見学の様子などが、自分の背中を押してくれているようにも思います。
岩手だけでなく、全国に向けても仕事を通じて何かを発信したいと思うようになりました。
そんな仕事が出来るように、まずは出来る事からコツコツと。
今後もこのブログを通じて、様々な情報を発信していきます。
使っているカメラとレンズ