本のコト

問題解決ラボ / 佐藤オオキnendo


【本のコト】デザイナーの頭の中

問題解決ラボ / 佐藤オオキnendo

先日このブログでも紹介しました「blen ブレないボールペン」のnendoの代表デザイナーを務めます佐藤オオキさんの「問題解決ラボ」という本をご紹介します。

nendo

佐藤オオキさんは1977年生まれです。2002年の大学卒業時に佐藤オオキさんを中心にデザインオフィス「nendo」が設立されます。建築・インテリア・プロダクト・グラフィックと多岐にわたってデザインを手がけられています。300件超えの案件を同時進行で解決し続けるデザイナー、佐藤オオキの思考プロセスを覗ける一冊となっています。

問題解決ラボ / 佐藤オオキnendo

内容は、nendoがデザインしてきた作品やアイディアを中心に、それらがどんな考え方によって作り出されたか。問題をどこに見つけ、解決するにはどんな思考法をしているか。を、1つの作品に対して1ずつ書かれています。

例えばこのAcuoのパッケージデザインについての話。

他社製品が派手なパッケージの中、あえてスッキリとしたデザインをする事で、陳列棚に並べても個性が出て売り場で目立ちます。しかも、スッキリとしたデザインは、「スッキリとした清涼感」を想像させる、一粒で2度美味しいデザインです。

誰かが見たことがあるものを作るわけでも、誰も見たことがないものを作る訳でもなく、誰もが見たことがあるようで誰も見たことがない物を作ろうとしている。顧客やユーザーだけでなく、市場全体あるいは社会が抱く共通の「安心感の領域」があって、その領域すれすれに接しているアイディアが「正解」だと思うわけです。と書かれています。

この考え方がnendoにはあって、だからこそ、日常的に使いやすいデザインがnendoの作品には数多くあるのかなと思いました。

基本的には誰がデザインしたかを気にして買い物をする方は少ないと思います。

だからこそ無意識に語りかけるようなnendoのデザインって、良いなー、好きだなー、と思います。

まとめ

デザインが好きな方、nendoが好きな方にはオススメの一冊です。そして個人的には、デザイン関係の職やそういったクリエイティブな事には無縁だよ、という方にも手に取って頂きたいです、佐藤オオキさんのデザインの思考のプロセスは、「問題解決」において必ず役に立つと思います。どの業界、どの職場、どの環境でも問題が発生しない現場はありませんからね。



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